北京市内のスーパーに並ぶイタリア産やドイツ産などのチーズ=22日(共同)
【北京共同】中国商務省は22日、欧州連合(EU)の不当な補助金によってEU産の安い乳製品が流入し、国内産業が損害を受けているとして、23日から21・9~42・7%の暫定関税を課すと発表した。調査の最終結果が出るまで保証金として輸入業者から徴収する。
対象はEU産のチーズやミルクなど。商務省は昨年8月に調査を開始。EUが中国製電気自動車(EV)に追加関税を課したことへの対抗措置とみられている。
商務省は今月から、EU産豚肉に最大19・8%の反ダンピング(不当廉売)関税も課している。
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