【ニューヨーク共同】日本製鉄傘下の米鉄鋼大手USスチールは4日、米中西部イリノイ州のグラニットシティー工場で停止していた2基の高炉のうち1基の再稼働手続きに入ったと発表した。顧客需要に応じるのが狙いという。米メディアは9月、USスチールが進めていた工場の停止計画を米政権が黄金株の権限行使により阻止したと伝えていた。
USスチールのブリット最高経営責任者(CEO)は声明で「需要分析を踏まえ再稼働を決めた」と説明。「鉄鋼業界は競争が激しく景気変動の影響を受けやすいが、安全かつ有益な操業に自信を持っている」とし、労働組合などと連携して準備を進める考えを強調した。
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