第三章 開花
「当たり前や」
この絵が赤札だろうが青札だろうが、来年も描いて出す。再来年も、その次の年も。そうしなければ、成榮(なるえ)は島成園(しませいえん)でいられない。通天閣に昇った人々は、地上からはけし粒みたいにちいさく...
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