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202049日()

東西南北

2020.1.20



 昨年1月に一念発起し、1年間ほぼ休まずに走り続けてきた。走行距離も5キロから10キロ、20キロと伸び、体重も十数キロの減量に成功した。タイムも随分と速くなった▼思い起こせばきつめのたばこを日に2箱も吸い、弱いのに酒を週に何度も飲んできた。胃腸炎で診察を受けた際、医師から「脂肪肝ですね」と言われたのが、走り始めるきっかけになった。入社以来、二十数年間にわたる不摂生な生活を一変できたことは我ながら驚く▼今、気になるのが世界陸連の「厚底シューズ禁止か」というニュースだ。年末年始の駅伝は高校から大学生、実業団の各大会で区間新記録、大会記録を連発した。大半の選手が履いていた厚底シューズが話題をさらった▼規制の是非はともかく、東京五輪・パラリンピックを半年後に控えていることは考慮してほしい。マラソン男女代表の最後の1枠は、指定する大会で日本記録を出した選手が自動的に選ばれる。大迫傑選手の現日本記録は厚底シューズで出たし、昨夏の選考レースでは大半の選手が履いていた。ここでルールを変えては日本記録は望めそうにない▼市民ランナーの端くれでさえ、タイムが出始めると厚底シューズの廉価版でも買おうかと思うもの。ましてや五輪を目指すトップアスリートは記録がすべてだ。五輪直前のタイミングで、厚底シューズを禁止するのは酷過ぎる。選手の動揺を考えても望ましくない。
2020年1月20日

東西南北

 

 大分合同新聞の顔とも言えるコラムです。朝刊1面に掲載。短い文章ですが、政治や世の中の動き、いま話題の事柄を鋭く、時に風刺の効いた、心温まる筆致で描きます。故事来歴などのうんちくも豊富。文章に親しみ、物事を考えるヒントにもなる。それが「東西南北」です。

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