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202042日()

車上荒らしの気付き・続

 前回の続きです。窓ガラスのない車中、息子を抱えた真っ暗な後部座席で「今襲われたら終わる・・・」と思いながら待つこと20分、やっと警察が到着し、型どおりの質問を受けて「被害証明書」をいただきました。

 そのまま、割れたガラスが散乱する車に乗り(信号で停まるたびに歩行者に「Wow!」と言われながら)、部屋に戻ってすぐにクレジットカード類を止めました。

 「そんなことよりも、日本に連絡して本籍地が載っている戸籍抄本をすぐに送ってもらうといい」と夫に言われ、意味がわからず日本に連絡して、家族に戸籍抄本を取りに走ってもらいました。私と息子のパスポートが盗られたため、翌日の帰国便に乗るためには本籍地が記載されている書類が必要なのでした。

 この時点で日本は区役所が閉まるギリギリの時間。このスピーディーな対応がなければ、翌日の便に乗ることはできませんでした。

 日本から国際ファックスで日本領事館に証書を送るも、戸籍抄本は複写禁止のためにファックスができない(読めないように真っ黒に表示される)ことを思い出し、アシスタントが自宅に抄本を取りに行き、PDFにしてメールで送信、ハワイの友人宅でプリントアウトしてもらいました(これが完了したのが、ハワイ時間の夜中の3時)。

 その間に私と息子は24時間営業のフォトショップでパスポート写真を撮影してもらい、その他の必要書類をすべて揃えて、朝一番に日本領事館に駆け込んだのでした。

 本来、戸籍抄本は原本でなければいけない場合もあるそうですが、努力を認めていただき、2時間後には「一時渡航書」を出していただくことができました。

 後から振り返ると、すべての工程が時間ギリギリで、少しでも誰かがモタモタしていたりタイミングが悪ければ、しばらく現地に足止めになっていたでしょう。夫はじめ、日本の家族、スタッフたち、みんなに感謝をしたのは言うまでもありません。

 翌日、同じ場所で数カ月前に殺人事件が起きていたことも知り、「生きているだけでありがたい」という根源的な幸せに感謝をすることになりました。

 私が思い当たる、この事件を引き寄せた私の心の原因は、あることを望んでいたために起きた心の動きでしたが、「そもそも、今生きて暮らすことができているだけで十分に幸せだった」ということに気づいたのです。それは多分、これが起きないと気づけなかったのだと思います。

 周りに起きる物事は、本当にその人に何かを気づかせるためにあり・・・それに気づくと、その出来事自体に良い悪いはなくなります。見方によってあらゆる意味を含んでおり、どの側面を味わうかによって先は全く違うものになる・・・実にうまくできている、と感動したのでした。

 あまりにもホッとして、帰りの便ではアルコールをいただいてグッスリ眠りました。(474回、毎週月曜に配信)

☆浅見帆帆子(あさみ・ほほこ)著書に『引越し、ヨット、凪、出航(毎日、ふと思う18 帆帆子の日記)』(廣済堂出版)など累計部数500万部を超す作家・デザイナー。メルマガ「浅見帆帆子の宇宙につながる話」が「まぐまぐ大賞2017」「こころ部門」で1位を受賞。公式HP:www.hohoko-style.com

2019年9月30日

浅見帆帆子 未来は自由!

作家・デザイナーの浅見さんが日常の一コマをテーマに語ります。

浅見帆帆子

浅見帆帆子(あさみ・ほほこ) 著書『福来たる(毎日、ふと思う12)』(廣済堂出版)、『運がよくなる宇宙からのサイン』(ダイヤモンド社)など累計部数400万部を超す作家・デザイナー。

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