<再ブレーク盤> 丘みどり『女ごころ~十人十色~』 10人の作詞家が描く10通りの女性

 4年連続で着実に新曲をヒットさせている丘みどりが、演歌系ではかなり珍しいノン・シングルのアルバムを発表。10人の女性作詞家が1曲ずつ新たな“丘みどり”像を描いているのだが、それを丘が10通りに歌い込んでいることに驚かされる。

 例えば、『紅ほおずき』では、失恋しながらも恋にすがる様子を艶やかに歌い、軽やかな失恋歌謡の『いくじなし』では、幼い恋心を若々しい声で切なく歌う。さらに、アコーディオンの音色を取り入れた歌謡曲風の『最後のボレロ』では、別れを覚悟したかのように、切なくもしたたかに歌う。同じ失恋系の3曲でも、各々の主人公の年齢や状況がリアルに伝わるよう歌い分けているのだ。

 後半の4曲は、南国ゆえに温かい歌声の『薩摩半島』、自身の夢追いを重ねたような歌詞を芯のある歌声で熱唱する『播磨のおんな』など、シングル曲にも共通するまろやかな歌声が堪能できる。特に、ラストの『風の寺』では、スペクタクルな弦哲也メロディーを、前半の繊細な声が、後半にて燃えたぎる絶唱に変化させていて鳥肌モノだ。是非これは生で聴きたい。

 カバーが好きな方は、X JAPANを見習って(?)「紅ダーッ!」と絶叫し、「翳りゆく部屋」(荒井由実)→「化粧」(中島みゆき)→「愛をする人」(柴田淳)と情念系バラードを熱唱するLIVE盤『リサイタル2019』もオススメ。彼女の精力的な作品は、失敗を恐れない為のお守りにもなるはず。

(キング・2909円+税)=臼井孝

2019年12月18日

音楽玉手箱

聴く価値アリ!の1枚を、各ライターが紹介します。

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