部員や監督から激励される田中翔盛さん(後列右から2人目)と野島陽向さん(同3人目)=中津市の中津東高
【中津】中津市の中津東高相撲部から大相撲の部屋に入門した2人が2日、卒業式を迎えた。田中翔盛さん(18)=中村部屋=と野島陽向(ひなた)さん(18)=二所ノ関部屋=で、同部から2人が同じ年に角界入りするのは初めて。式後、後輩たちは先輩にエールを送り、「2人に続け」と気合を入れた。
田中さんは身長175センチ、体重156.6キロ。高校では県大会無敗を誇り、国民スポーツ大会でも5位タイに入った。しこ名は「翔盛」。1月場所の前相撲3番で3勝を挙げ、3月8日から始まる春場所は序の口でスタートする。
野島さんは164センチ、99キロ。3年時の九州高校体育大会の無差別級で3位に入った。2月にあった新弟子運動能力検査を通過し、春場所で前相撲に臨む。
恒賀正則監督(51)は「田中は高校入学時から力があり、しっかり稽古をして力を伸ばした。小柄の野島は、田中を稽古相手にぐんぐんと力を付けた。2人のこれからの活躍が県北地域の相撲熱をいっそう高めてくれそうだ」と期待する。
2人は卒業式の後、同部の稽古場を訪れ、恒賀監督や後輩から激励を受けた。
田中さんは「高校時代の経験を基に、大相撲でもどんどん出世したい」、野島さんは「高校で体をつくり、成長することができた。しっかり頑張りたい」と意欲を語った。
相撲部の部員は現在、6人。14、15の両日に高知県で開かれる全国高校選抜大会に県代表として出場する。内納蓮主将(2年)は「2人のおかげで部は強くなれた。卒業していなくなっても、強い相撲部を引き継いでいきたい」と張り切っている。