JAFの調査によると、大分県内は信号機のない横断歩道での車の停止率が低い=7日、大分市(写真はイメージです)
日本自動車連盟(JAF)は信号機のない横断歩道で一時停止する車の割合を毎年調べている。2025年の調査で大分県内の停止率は38・6%で全国ワースト6番目だった。前年から2・9ポイント下がり、全国平均の56・7%を大きく下回った。
JAFによると、都道府県別のトップは長野で88・2%。▽岐阜 78・0%▽福岡 77・7%▽熊本 77・4%▽宮崎 76・5%―と続いた。
ワーストは▽山口 34・3%▽大阪 35・5%▽福井 35・8%▽沖縄 36・9%▽北海道 38・1%―の順だった。
道交法は横断歩道を渡る歩行者がいる場合、車に一時停止を義務付けている。歩行者がいないことが明らかな場合を除き、すぐに停止できる速度で走ることも規定。横断歩道付近での追い越しも禁止している。
横断歩行者妨害は反則金6千~1万2千円。事故を起こすなどして有罪となれば3月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金となる。
県警によると、25年1~11月に摘発した横断歩行者妨害は1163件。前年同期と比べて44件多かった。25年に起きた交通死亡事故では39件中7件が横断歩道上で発生。このうち4件は信号機のない横断歩道で、ドライバーが前方をよく見ていなかったことなどが原因とみられる。
交通指導課の石川達郎次席は「ドライバーは横断歩道付近で減速し、渡ろうとしている人がいないか必ず確認してほしい。歩行者も左右の安全確認を徹底して渡ってもらいたい」と呼びかけている。
<メモ>
JAFによると、2025年の調査は8月6~28日に各都道府県で2カ所ずつ実施した。1分当たり3~8台が通る片側1車線の道路を選び、歩行者役のJAF職員が1カ所につき50回チェックした。調査は16年から実施し、18年以降は都道府県別でも集計している。これまで大分県の停止率が全国平均を上回ったことはない。