大きなわらじを履いたひょうたん様=7日、豊後大野市千歳町
豊後大野市千歳町の柴山八幡社で7日、霜月祭があった。大きなわらじを履き、頭にヒョウタンでできた烏帽子(えぼし)をかぶった神の化身「ひょうたん様」が練り歩くことから通称ひょうたん祭りとして知られる奇祭。800年以上の歴史があるとされる。
今年のひょうたん様を務めたのは高畑区下組の後藤義弘さん(72)。11月中旬につくったわらじは長さ1・5メートル、幅0・6メートル、片足の重さ9キロの特大サイズ。緋色(ひいろ)の衣装を身に着け、つえ代わりのサカキの枝を手に、午後1時半ごろ神社近くを出発した。
神馬(しんめ)や獅子舞などのお供を連れ、参道などを「よいしょ、よいしょ」と一歩ずつ闊歩(かっぽ)。途中、肩にぶら下げたヒョウタンから住民らにお神酒を振る舞い、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災などを願った。多くのアマチュアカメラマンが訪れ、シャッターチャンスを狙っていた。
ひょうたん様は柴山、高畑の6集落が持ち回りで担当している。仕切り役「座元」を務めた加藤三男さん(76)は「高齢化で今回は受けられないという声もあったが、地域の協力で開催できてよかった。今後も伝統を守るために力を合わせて続けたい」と話した。