「進撃の巨人」主人公らの銅像のほこりをはたきで取り除くファン=日田市大山町の大山ダム
【日田】日田市大山町の大山ダムに設置された人気漫画「進撃の巨人」の主人公エレンら3人の銅像に15日、県内外のファンらが集まり、像を磨き上げた。
大山町は同漫画の作者諫山創さんの出身地。銅像は市民有志がクラウドファンディングで資金を募り、2020年11月に建てた。堤体を作品に出てくる壁に見立て、3人の少年少女がダム直下の広場から見上げる姿で「聖地」の一つになっている。
同日はアメリカや中国など海外からを含む約100人が作業。3体に付いたほこりをはたきで取り除き、水拭きをして汚れを落とした後、仕上げにつや出しワックスもかけた。
登場人物が描かれたエプロン姿で参加した東京都の主婦工藤みなみさんは「ワックスで3人が1年間、汚れから守られると思うとうれしい」、香川県の自営業松藤きよりさんは「今年、日田に来るのは7回目。日田の人は親切で温かい」と話した。
同ダムは24日までライトアップ(日没から午後9時まで)している。