「スキマバイト」に特化した求人・求職のマッチングサービスを始める別府市役所=12日
【別府】別府市は「スキマバイト」に特化した求人・求職のマッチングサービスを始める。民間アプリ「マッチボックス」を活用し、市内の事業所と隙間時間で働きたい人をつなぐ。人手不足を訴える地元産業界の声を受けた対策。7月末から利用できる見込み。
市によると、正規雇用以外を対象にした集中的な就労対策は、働き方の多様化を受けた新しい動きという。
サービス名は「べっぷマッチボックス」を予定。数時間程度の業務を紹介し、求職者に応募してもらう。利用を想定するのは副業を探す人、子育て中の人、定年退職者ら。事業費は約1200万円。
市産業政策課によると、昨年12月、介護、建設、観光分野など市内約230事業所にアンケートしたところ、約8割が人手不足を訴えた。コロナ禍を受けた離職、現在の売り手市場による市外流出などが背景にあるとみている。
今回のマッチングサービスについて同課は「行政が運営する安心感と、市内の求人に特化している点が強みだ」と説明している。
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市は25~27日の3日間、野口元町の野口ふれあい交流センターで事業者向けの無料説明会を開く。予約は市のホームページから。
開催時間は次の通り。内容は全て同じ。(最終日のみ(3)はなし)
(1)午前10時~同11時半(2)午後2時~同3時半(3)午後6時半~同8時