せんべいの表面にはお節介な方言の焼き印。裏面は石灰をイメージした灰色の糖衣で覆われている
【津久見】津久見市観光協会は、津久見の方言をあしらった「つくみお石灰(節介)せんべい」の第2弾を作った。さらなる魅力アップと販路拡大を目指し、約1年かけて味やデザインを一新。協会や里の駅「つくみマルシェ」で販売している。
商品は2021年度に開催した石灰石・セメントを題材にした商品アイデアコンテストで最優秀賞に選ばれた作品を製品化したもの。23年5月に第1弾を発売し、約4カ月で400箱を完売した。
第2弾は後藤製菓(臼杵市)が製造。パッケージは鉱山をモチーフにした和モダンなデザインで、味はシンプルな小麦粉味を採用した。土産品として配りやすいよう、せんべいを一回り小さく作り、1箱当たりの枚数を増やした。
表面には「やおうねえなぁ」「どげえな?」といったお節介な方言の焼き印。津久見小の児童が考案した市公式キャラクター「つくみん」のイラストも組み合わせた。裏面は石灰をイメージした灰色の糖衣で覆っている。
せんべいは個包装で6枚入りが750円、10枚入りが1080円。石灰石・セメント産業の歴史が分かるしおりも同封している。
協会は「津久見の石灰石生産量は全国1位。多くの人にせんべいを手に取ってもらい、産業の知名度アップにもつなげていきたい」と話した。問い合わせは協会(0972-82-9521)。