今季最初の全体練習でドリブルを仕掛けるFW金崎(18)=実相寺天然芝グラウンド
サッカーJFLのヴェルスパ大分は14日、別府市の実相寺天然芝グラウンドで今季の全体練習を始めた。中村元(げん)・新監督の下、3月9日の開幕に向けて動き出した。
選手24人が参加。ミーティングの後、ランニングやパス練習、ミニゲームで汗を流した。選手は互いに名前を呼び合い、和やかな雰囲気で調整した。中村監督は時折メモを取りながら、細かく指示を送っていた。
昨季はリーグ後半に失速し、6位にとどまった。今季はJ2経験のあるMF武沢一翔や強豪大出身の計8人が加入した。
中村監督は「全員攻撃、全員守備」をテーマに掲げる。単調な失点が多く、決定力不足にあえいだ昨季を引き合いに「ゴール前の攻防にこだわりたい」と話した。
今季もJFL優勝とJ3昇格を目指す。精神的支柱としても期待されるMF福満隆貴は「若手とも積極的にコミュニケーションを取りたい。チームのために泥くさく戦う」と力を込めた。