優雅な踊りを披露する「鶴崎おどり保存会」の踊り手ら=24日、大分市鶴崎地区
晩夏の夜を彩る伝統行事「本場鶴崎踊(おどり)大会」が24日、大分市鶴崎商店街沿いの国道197号であった。今年は踊りの継承に取り組む鶴崎おどり保存会の創設100周年を記念し、地域住民や事業所など41団体・810人が幾重にも輪をつくった。
国道を歩行者天国にして実施。色鮮やかな衣装をまとった老若男女の踊り手たちが、戦国時代から460年以上の歴史を持つとされる鶴崎踊(国選択無形民俗文化財)を披露。
ゆったりとした「猿丸太夫」と軽快な「左衛門」を踊り、沿道の観衆は優雅な光景を楽しんだ。
保存会の安部泰史会長(80)は「多くの来場者に祝っていただきうれしい。次の100年に向けて頑張りたい」と喜んだ。