「タイの食、音楽、ファッション、観光などさまざまな魅力を発信します」と話す首藤早苗理事長
【大分】タイの魅力を発信するイベント「タイフェスティバルOITA2023」が7、8の両日、大分市府内町のお部屋ラボ祝祭の広場である。本場のグルメや雑貨の販売、伝統の舞踊、音楽などが楽しめる。
県によると、県内在住のタイ出身者は299人(昨年12月末)。フェスは同国を身近に感じてもらおうと、国際交流に取り組む同市のNPO法人「Sa―Na(サーナ)・エンタープライズ」が企画。タイの在福岡総領事館も協力する。
初日は正午にスタート。両日ともトムヤムクンやガパオライス、タイ産コーヒーなどの食、アクセサリー、古式マッサージ、観光案内など18のブースが並ぶ。
8日は午前11時から開会式。ステージでは現地で流行中のフィットネス「ムエタイエアロビクス」や民族舞踊を披露する。別府市の立命館アジア太平洋大の学生はタイの音楽「Tポップ」を演奏。民族衣装のショー、福岡―バンコクのペア往復航空券が当たるじゃんけん大会もある。
同NPO法人は2018年の国民文化祭でタイ出身の留学生と交流。留学生の提案で19年に第1回フェスを開いた。新型コロナウイルスの影響で2年間休止。昨年、規模を縮小して再開した。
首藤早苗理事長は「大分とタイ、世界中の人をつなぎ、誰もが住みよい街にしたい」と話した。