2024519日()

地雷の危険すごろくで啓発

地雷の危険などを啓発するため、赤十字国際委員会が作ったすごろくやパズル=4月、ウクライナ・キーウ(共同)
地雷の危険などを啓発するため、赤十字国際委員会が作ったすごろくやパズル=4月、ウクライナ・キーウ(共同)

 【キーウ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナの子どもらに地雷や不発弾の危険を認識してもらおうと、赤十字国際委員会(ICRC)が教材として、すごろくやパズルを作成した。地雷が埋められている可能性の高い場所や見つけた際の対応についてイラストを多用して説明。学校に配布して啓発している。

 ウクライナは地雷による「汚染」が最も深刻な地域の一つだ。同国当局の推計によると、国土の約3割に当たる約17万平方キロが地雷や不発弾の危険にさらされている。

 「セーフ・ランド」と題したすごろくは、さいころを振って駒を進め、止まったマスの色に応じてカードを引く。質問に答えたり指令を実行したりして楽しみながら、地雷や不発弾の危険に関する知識を高められるようにした。96ピースのパズルはコミック風のイラストで、子どもが地雷や不発弾を見つけ大人に知らせる場面を描いている。

 ICRCキーウのアシール・デプレ報道官は「子どもや若者に適した方法で危険の意識を高めれば安全な行動を身につけられる」と話す。

 地雷や不発弾は大きさや形状、材質はさまざまだ。空から散布される対人地雷「バタフライ地雷」は長さ十数センチでチョウの形をしており、子どもから見るとおもちゃと間違えやすい。デプレ氏は「好奇心旺盛で外で遊ぶ子どもは特に犠牲になりやすい」と指摘した。

 地雷除去には、紛争が終結しても数十年以上の時間や多大な費用を要する。ウクライナのような農業が盛んな国は生産活動が影響を受け、経済にも大きな打撃となる。地雷対策は2月に東京で開催された「日ウクライナ経済復興推進会議」でも支援分野に盛り込まれ、日本は除去の機材や装備の提供で協力している。

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