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202048日()

豊後高田市教委、文化財パンフレット第2弾は磨崖仏を紹介

「パンフレットを持って福真磨崖仏などを巡ってほしい」と語る豊後高田市教委文化財室職員=豊後高田市黒土
「パンフレットを持って福真磨崖仏などを巡ってほしい」と語る豊後高田市教委文化財室職員=豊後高田市黒土

 豊後高田市教委は市内の磨崖仏を紹介したパンフレット(B5判16ページ)を発刊した。テーマごとに紹介する「ぶんごたかだ文化財ライブラリー」の第2弾。知名度の高い熊野磨崖仏や川中不動だけでなく、一般に知られていない石仏にも迫っている。3月7日午後2時から市内玉津の中央公民館で記念講演会を開く。
 自然の岩壁に仏像を彫る磨崖仏は6割以上が県内に集中している。市内には磨崖仏(単体と複数)がある場所が約20カ所ある。その中でお薦めの12カ所を掲載した。
 市教委文化財室は「神仏習合の六郷満山文化が花開いたことで、神の化身の仏が自然物に現れることは多くの人に受け入れやすかったのだろう」と解説する。
 国東半島の地質は火山灰の中に細かな岩石が交じる凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)で、均一ではない。そのため深く彫る複雑な表現が難しく、浮き彫りの磨崖仏が多い。素朴な表情が特徴。国宝・臼杵石仏に代表されるような県中南部の立体的な表現の磨崖仏とは一線を画す。
 市内黒土の福真磨崖仏は鎌倉末~南北朝期の作。大日如来座像を中心に高さ50センチ前後の仏像19体をレリーフ状に彫っている。近くの大岩屋にある堂ノ迫磨崖仏は室町前期の作。仏像だけでなく、発注者とみられる夫婦の像も。
 冊子は2千部を作製し、市役所高田・真玉・香々地庁舎に置いている。市ホームページからもダウンロード可能。詳しい地図や緯度経度の位置情報も添えた。昨年度の「城跡」から始まり、毎年度1テーマずつの発刊を目指している。
 記念講演会では、渡辺文雄別府大非常勤講師が磨崖仏をテーマに語る。参加無料で定員40人。冊子も提供する。申し込み、問い合わせは同室(☎0978-53-5112)。

※この記事は、2月16日 大分合同新聞 15ページに掲載されています。

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