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JR無人駅、介助予約「前日まで」削除 市民団体は「裁判対策」と批判

 JR九州が大分市内で進める駅の無人化に伴い、列車の乗降に介助を希望する人から受け付けている事前予約について、前日までの申し込みを求める利用案内を昨年12月にやめたことが24日、同社への取材で分かった。無人化と事前予約を巡っては市民団体が同11月、「障害者差別に当たる」と提訴する方針を決めた。その直後の変更だが、大分支社は「提訴とは関係ない」と説明している。
 同社によると、同12月1日に申し込み方法を記したポスターから「前日午後8時まで」の受付期限を削除した。「事前予約」の表記は「事前連絡」と改めた。「提訴方針の報道がある前から変更を決めていた。もともと当日対応もしており、実態に即したものにした」という。
 同社はこれまで乗車前日までの予約を呼び掛け、「当日も基本的に対応する」としていた。表記変更は大分、福岡両県内で実施し、変更の周知はしていない。大分支社は「サービス内容は以前と変わらないため」と理由を述べた。
 障害のある人や支援者でつくる市民団体「だれもが安心して暮らせる大分県をつくる会」は、無人化で予約が必要になった点を「(社会的な障壁を取り除く)合理的配慮を欠いた対応だ」と批判。大分地裁に訴訟を起こす方針を決めた。
 共同代表で車椅子利用者の宮西君代さん(57)=大分市=は「変更は知らなかった。周知が不十分」と指摘。同じく共同代表の徳田靖之弁護士(75)=別府市=は「裁判対策だ。前日までの期限がなくなったのは歓迎すべきだが、無人化で予約が必要なことに変わりはない。問題の根本的解決にはならない」と話した。

<メモ>
 JR九州は鉄道事業の合理化を進めるため大分市内8駅で無人化を計画。2018年3月以降、牧、敷戸、大分大学前の3駅で実施した。以前から無人だった幸崎、滝尾を含め計5駅に、監視カメラで安全を確認する遠隔案内システムを導入。介助の予約は電話やファクスなどで受け付けている。月に数件程度の利用があるという。利用実績は非公表。
※この記事は、1月25日大分合同新聞朝刊21ページに掲載されています。
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