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「1者なら再入札に」長期化回避へ妥協 3市の広域ごみ処理施設計画

探SAGURUおおいた

 宇佐市西大堀の広域ごみ処理施設建設計画が2024年度中の供用開始に向けて、再び動きだした。入札方法や施設の整備方針など8項目にわたり対立していた宇佐市の是永修治市長と豊後高田市の佐々木敏夫市長が昨年末になってようやく合意に達した。一時は佐々木市長が脱退を示唆するまでにこじれたが、丁寧に議論を重ねたことで意見の一致を見たという。両市長はどうやって落としどころを見つけたのか。舞台裏を探った。

〇「価格が高すぎる」
 建設計画は3市で構成する宇佐・高田・国東広域事務組合の事業。是永市長は正管理者、佐々木市長と三河明史国東市長は副管理者を務める。
 施設整備を巡る混迷は16年4月、入札の公告から始まった。参加予定だった2グループのうち、直前になって一方が辞退。不正があるとの複数の情報が出回る中、17年4月に落札候補を決めた。同月に初当選して途中から話し合いに加わったばかりの佐々木市長。事務局から承認を求められたが、これが性急な動きに映った。「入札予定価格が高すぎる。詳しい説明がないままではんこは押せない。事務局と是永市長に不審を抱くきっかけになった」という。一方の是永市長は「疑惑は出たが基本的に入札に問題はなかった。1年間、事務局と経緯を説明したが納得してもらえなかった。建設業界出身の佐々木市長はプラントメーカーが提案したことのない機器を提案するなど独自理論を展開したので困惑した」と振り返る。
 大きな争点となった1者入札の取り扱いで2人が歩み寄りを見せ始めたのは昨年4月ごろ。1者入札に3市の市議で構成する組合議会議員からも非難の声が上がったため、是永市長が態度を軟化。「1者入札となったら中止し、協議をして再入札にかける」ことで妥協した。

〇強硬姿勢に批判も
 両市長は任期の折り返し地点を過ぎ、これ以上の長期化は自身の政治家生命に響くとの懸念もあったとみられる。佐々木市長は昨年4月の県議選で支援した候補が敗れており、保守系を分裂させた強硬姿勢に批判の声もあった。
 話し合いの場となった正副管理者・副市長会議は組合議会が契約議案を否決後、実に16回開いた。両市長は徐々に溝を埋めていき、顔を合わせるうちに表情も柔らかくなっていったという。
 佐々木市長は「プラントメーカーの言いなりではなく、3市長で問題解決できた」。是永市長は「合意した内容を最大限尊重して、新年度当初予算案を組みたい」。
 組合議員の一人は「議論は長引いてしまったが、結果として安い物が出来上がれば市民の理解は得られる」と話した。
※この記事は、1月22日大分合同新聞朝刊19ページに掲載されています。
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