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がん闘病、患者や家族の心を支える 看護外来や子ども向けプログラム

 がんと闘う患者、家族の精神面をサポートするため、県内で新たな取り組みに乗り出した医療機関などがある。県立病院(大分市豊饒)は「がん看護外来」を昨年10月に開設し、気軽に相談できる体制を充実させている。医療関係者の有志は親が闘病している子ども向けのプログラムを始める。病気を正しく理解し、共に治療と向き合えるよう心の持ち方などを一緒に考えていく。
 県立病院のがん看護外来は緩和ケアセンター内にある。がんの専門的な知識を持つ専従看護師3人を含む6人を配置。抱える不安や悩みについて医療面を含めてじっくり相談できる場を求めている人に、予約制で対応している。
 同センターの小畑絹代看護師長(52)は「患者さんらに名刺を渡して役割を話すと、安心した表情をしてもらえる」と言う。
 医師からがんを告げられたとき、衝撃や恐怖で頭が真っ白になる人も多い。看護師は告知場面に同席した後、患者や家族と面談をして混乱した気持ちを受け止める役割も担う。
 「生活と治療の両立に悩む患者が少しでも折り合いをつけられるよう、心のサポートをしていきたい」と小畑看護師長。
 同様のカウンセリングは大分大付属病院(由布市挾間町)でも実施している。
 生きづらさを抱える子どもたちを支援している看護師の三ケ田暢美さん(44)=大分市神崎=は医師や他の看護師らと、治療中の親がいる小学生向けプログラム「CLIMB(クライム)」を2月から実施する。米国で広く用いられている全6回のグループワークで県内では初めてという。
 「子どもは親に大変なことが起きていることを察するが、自分の気持ちをこらえ、表現をためらう傾向がある」といい、そのストレスを和らげるために企画した。
 病気について基本的な知識を学ぶほか、悲しみの表現と緩和、怒りの表現と対処の仕方などを身に付けていく。
 三ケ田さんは「悲しみや恐怖、時には怒りを感じるのは当たり前。プログラムが親子で病気に立ち向かっていく力になれば」と話している。
  
<メモ>
 CLIMBは2月1日~3月7日までの毎週土曜午前10時から正午。大分市大手町のいきいき健康館で。親子での出席を原則とし、親はミーティングなどをして別に過ごす。参加費は親子で3千円(全6回分)。募集は25日まで。問い合わせは三ケ田さんのメール(teamassista@gmail.com)へ。
※この記事は、1月20日大分合同新聞朝刊25ページに掲載されています。
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