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2020526日()

自転車盗難防止へ「鍵掛けて!」 大分県警、習慣付けに力

JR大在駅の駐輪場利用者にワイヤ錠を手渡し、ツーロックを呼び掛ける大分東署大在交番所長の塩崎洋典警部補(右)=大分市大在中央
JR大在駅の駐輪場利用者にワイヤ錠を手渡し、ツーロックを呼び掛ける大分東署大在交番所長の塩崎洋典警部補(右)=大分市大在中央

 県警が自転車の盗難対策に力を入れている。県内の刑法犯認知件数の約2割を自転車盗が占め、被害抑止は大きな課題だ。学生らが「面倒くさい」「自分は大丈夫」と鍵を掛けずに盗まれるケースが目立っており、警察官が各地の駐輪場でワイヤ錠を配るなど地道な活動を続けている。「鍵掛けは防犯の基本。徹底すれば多くの被害を防げる」と意識向上を訴えている。
 昨年12月中旬、大分市政所にあるJR大在駅の駐輪場。大分東署大在交番所長の塩崎洋典警部補(54)ら2人が、自転車通学の高校生らにワイヤ錠とポケットティッシュを配っていた。歩きながら1台ずつ確認し、無施錠の自転車には「鍵を掛けましょう」と書いたメモを取り付けた。
 同署は同8月から、交番勤務の警察官が自分の受け持ちのエリアの駅やアパートなどの駐輪場を定期的にパトロールする「マイ駐輪場作戦」を始めた。「無施錠の自転車が大幅に減っている。何度もメモを残すことで意識が変わってきた」と塩崎警部補。
 県警によると、県内で把握した自転車盗の被害は▽2015年 1212件▽16年 946件▽17年 816件▽18年 646件。減少傾向が続くものの、根絶にはほど遠い。
 昨年も585件に上り、万引(461件)や車上狙い(198件)、住宅侵入盗(95件)を大きく上回った。盗まれた自転車の64・9%が無施錠だった。
 各警察署はあの手この手で対策を進めている。
 日田署は日田市内にある五つの高校が駐輪中の施錠率を競う「鍵かけ甲子園」を11年から実施。署員らが校内外の駐輪場を抜き打ちで調べ、優秀な成績の高校を表彰している。昨年は7月中旬から約2カ月半にわたって調査し、平均施錠率は97・1%と18年から2・2ポイント上がった。
 大分中央署など大分市内を管轄する3署も同様の取り組みを13年から続け、自転車通学する学生らの被害防止に取り組んでいる。
 県警の枡谷康治安全・安心まちづくり推進室長(51)は「施錠するという当たり前の習慣付けが大事」と強調。二重に鍵を掛けるツーロックは解錠に時間がかかるため犯人が敬遠する効果があり、実践を促している。

※この記事は、1月14日 大分合同新聞 19ページに掲載されています。

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