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成人式は18歳?20歳? 大分県内15市町村が「未定」

 成人式はいつすべきか―。2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げされるのに伴い、県内の自治体が在り方の見直しを迫られている。大分、豊後大野、津久見の3市は従来同様に20歳で開くことを決めたものの、他の15市町村は「今のところ未定」。いずれ対象となる地元の中高校生らにアンケートを実施するなどして形式や開催時期を見極める方針だ。
 県内のトップを切って対応を表明したのは大分市だった。佐藤樹一郎市長が昨年11月の定例会見で、23年1月以降も20歳を対象にすると発表した。名称を「二十歳のつどい」に変更し、成人の日(1月第2月曜)の前日に開く。
 市には「いつ式をするのか」「振り袖を準備したい。早めに決めてほしい」といった市民の声が数件寄せられたという。市教委は「18歳にすると、対象者の多くが進学や就職で多忙な時期と重なる」ことを懸念、結果的に伝統を踏襲した。豊後大野、津久見両市も名称を変えるにとどめた。
 他の市町村は慎重だ。県内外の動向を確認しながら、新年度中に方針を固める自治体が多い。
 11月から本格的な検討を始めた由布市は、22年以降に対象となる中3~高2年生と保護者ら計千人に▽開催年齢の希望▽成人式の必要性―などを尋ねるアンケートを配布した。「当事者の意見を参考に、新年度の初めには最終決定したい」と市教委社会教育課の北崎英梨副主幹(38)。
 年齢を引き下げた初年度は18~20歳が一気に成人となる。九重町は3学年の同日実施を模索中。新成人は合わせて約300人で、「合同で式を開いても施設の収容人数は超えない。全員出席できる」(総務課)という。
 新成人の数が膨らむ自治体は会場確保などが難しくなる面もある。
 18歳で成人して2年がたつ20歳で式典をする場合、「成人の自覚を持ってもらう意義が薄れるのでは」(国東市教委)という声もある。
 成人式の時期や在り方に関する国の分科会は、有識者や自治体にヒアリングした結果を法務省のホームページで公開している。担当する同省民事局は「どうすべきか迷っている自治体は多い。成人式に対する考え方や具体的な対応状況などを掲載しており、検討に活用してほしい」と話している。 

 日本財団(東京都)が18年12月に全国の17~19歳男女800人に聞いた意識調査によると、成人式にふさわしい年齢は「20歳」と答えた人が74・0%、「18歳」は23・9%だった。
 20歳の理由は「受験と重なる」(62・8%)、「18歳は式に合わせて飲酒や喫煙ができない」(38・2%)などが多かった。
 18歳派は「成人にふさわしい」(62・8%)、「18歳で成人になるのに、式が違う年齢だと混乱する」(39・8%)などと回答した。
※この記事は、1月4日大分合同新聞朝刊23ページに掲載されています。
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