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決定力不足が課題、「点取り屋」補強へ

躍動トリニータ J1で輝いた1年の軌跡<2>

 リーグ戦4試合を残してJ1残留を決め、文句なしの結果には違いない。ただ、来季もJ1で戦う上で、4勝6分け7敗で負け越したリーグ後半戦の戦いには課題が残った。
 夏にリーグ前半戦でブレークし、チームの得点源だったFW藤本憲明が神戸に移籍した。前線の1トップに入り、相手と駆け引きに優れ、少ないチャンスをものにできる藤本が抜けた穴は大きかった。その後はFWオナイウ阿道が1トップに入ったが、それまでは1列下の位置(シャドー)で得点を量産してきた選手。同じ役割を求めるのは難しかった。
 同時に対戦相手から分析され、後半戦は自陣に引いて守りを固められると崩しきれずに敗れる試合が増加。チームの攻撃力が低下し、後半戦は計14得点で1試合平均1得点に満たなかった。
 ただし決定機を全くつくれなかったわけではない。今季の最終戦(7日)後、片野坂知宏監督は補強ポイントとして「まずは前線の得点を決めきれる選手」と明言。大分の戦術に合うFWの獲得を第一に進めるという。
 今季戦った主力の慰留も不可欠だ。自陣からのパスをつないで攻める大分の戦い方を支えたGK高木駿やDF鈴木義宜ら守備の中心選手が抜けると、チームの屋台骨をつくり直さなければならない。大分フットボールクラブの西山哲平強化部長は「補強というよりは既存選手の慰留が先決だと思っている」と強調する。
 今季のトップチーム人件費は8億円程度とみられ、関係者によると、来季はJ1定着を目指して引き上げる方針という。それでもJ1では最低レベルで、資金力があるビッグクラブとの補強争いでは分が悪い。今季の躍進により、他クラブから注目された選手も多い。
 幸いにも大分は11月初めには残留を決め、来季のチーム編成にいち早く動き始めている。新戦力獲得や慰留に向けて、片野坂監督の続投というプラス要素を生かし、少ない予算で最大限の成果につなげるフロントの手腕も問われる。
 来季のJ1は、J2から柏と横浜FCの昇格が決定。ともにJ1経験があって戦力が整っている2チームが加わり、さらに厳しいリーグになる。その中でも、J1に残留し、今季よりも上位を目指して戦うには、続投が決まった片野坂監督の手腕を信じて戦術を深めていくことが重要だ。シーズンオフに準備を整え、最高の状態で来季の開幕を迎えるため、チームやフロント陣の奔走は続く。
※この記事は、12月13日大分合同新聞朝刊19ページに掲載されています。
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