大分県内ニュース
地域密着!郷土のニュースとスポーツ

発達障害ある佐伯の中2不登校に 教諭が大声で注意「怖い」

 自閉症スペクトラム障害がある佐伯市内の中学2年の男子生徒(14)が、担任の40代男性教諭の言動にショックを受けて不登校の状態になっていることが4日、学校などへの取材で分かった。生徒は音に敏感で意思決定が苦手な特性があり、大声で注意を受けたため「怖い」と訴えているという。学校は「指導が適切ではなかった。生徒が登校できるよう最善を尽くしたい」と話している。
 生徒は校内の支援学級に在籍している。入学時、保護者が学校側に特性への配慮を求めていた。
 同校や母親によると、生徒は10月2日午前、保健室に登校して自習をしていた。給食の時間になったため、教諭が保健室を訪れ、生徒にどこで食べるか尋ねた。生徒が考えていると、教諭は「早く決めろ。なんか、その態度は」と大きな声を出し、持っていたファイルを机にたたきつけた。
 生徒は別室のカウンセリングルームに移り、1人で給食を食べたが、体調不良を訴え、母親が迎えに来て早退した。その後は登校できず、自宅で過ごしている。「先生の車を見るだけで怖い」などと話しているという。
 教諭は翌日、母親に「強く言い過ぎた」と説明。その後、生徒に手紙を書いて謝罪した。学校は放課後に校内で生徒と他の教員が話す機会を設けているものの、通常通り登校できるまでには至っていない。
 校長は取材に対し、「本人が怖いと思う指導は適切とはいえない。教員の失敗がきっかけで登校できないことをしっかり受け止めて対応したい」と話した。
 学校は当初、市教委に報告しなかった。市教委は11月11日に母親から「子どもが通えなくなっている」との相談を受け、事態を把握した。高野徹学校教育課長は「今後、配慮が必要な子どもへの接し方を指導する必要がある」との考えを示した。
 
○本人の特性理解を
 小児神経専門医で重症心身障害者施設「恵の聖母の家」(臼杵市野津町)の施設長、佐藤圭右(けいすけ)さん(53)の話 コミュニケーションが難しかったり、物事を決めるのが苦手だったりする本人の特性を理解し、教員も想像力を持って対応する必要があった。教員一人の問題ではなく、学校や地域、自治体として支援が必要な子どもに組織として取り組めていたのか検証が求められる。
※この記事は、12月5日大分合同新聞朝刊19ページに掲載されています。
OPENCLOSE

速報ニュース

ニュースアクセスランキング 3時21分集計

ランキング一覧を見る

大分合同新聞ニュース絞り込み検索
記事の絞り込み検索が可能になりました!

期間選択
ジャンル選択
記事種別選択

大分県の天気

PM2.5情報
大分県の測定データ大分市の測定データ
大分合同福祉事業団
インターネットによる募金「かぼす募金」を受け付けています
大分合同新聞
販売店検索はこちら
お近くの販売店を今すぐ検索!
HELLO KITTY×大分合同新聞
おともだちカード
「大分合同新聞 HELLO KITTY」が大切なあなたの気持ちをお届けします。

全てのお知らせを見る

電子書籍のご案内

ページ上部へ戻る