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清田さん、T51フル初挑戦 リタイアでも「楽しめた」

大分国際車いすマラソン

 ハイレベルなレースが新たな走る喜びをくれた―。障害の最も重いT51男子のマラソンに、清田慎也さん(25)=熊本市=が初挑戦した。完走者が出ない年もある過酷なクラスに、日本人で唯一の出走。惜しくも途中リタイアとなったが「外国人選手と抜きつ抜かれつ、走ることをひたすら楽しめた」。ハーフを3度制した男の顔には充実感があふれた。
 高校1年生だった2009年、水泳中の事故で車いす生活になった。翌年、大分国際車いすマラソン大会を初めて観戦。「こんなにスピード感あふれる障害者の競技があるのか」と魅了された。すぐに地元の競技者の輪に入れてもらい、練習を始めた。
 11年から同大会のハーフに出場。3度優勝し、昨年は自己最高タイムを更新した。「自分のさらなる可能性を試したい」と、制限タイムが格段に厳しくなるフル挑戦を検討。練習仲間や職場、家族にも背中を押されてハードルを上げた。
 他の出場者は海外の3選手。スタートから間もなく上り坂で2人に差を広げられ、残るエルネスト・フォンセカ選手(38)=コスタリカ=と競り合うように力走。途中、相手の背中が見えなくなりかけたものの「追い付けばタイムを伸ばせる」と、指先まで障害のある腕でハンドリムを回し続けた。
 山場とみていた15キロ関門の制限タイムは1時間。フォンセカ選手に遅れること5秒で通過した時、記録計は既に1時間1分2秒を刻んでいた。昨年のハーフは1時間30秒で通過。「頑張れば乗り切れる」と踏んでいたが、練習が十分できなかったこともあり、リタイアとなった。
 ただ、悔しさ以上に気持ち良かった。相手よりタイムと闘っていたハーフと違い「強い選手を追い掛けるのが楽しかった。久々にいい刺激をもらえた」。
 もちろん来年もマラソンに挑む。「完走する達成感を味わいたい」。まずは〝15キロの壁〟を越える。 
※この記事は、11月18日大分合同新聞朝刊21ページに掲載されています。
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