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明豊、壮絶打撃戦制し8強 九州高校野球

 第145回九州地区高校野球大会は19日、佐賀市立野球場などで開幕した。初日は1回戦4試合があり、県勢の明豊が同球場の第1試合に登場。唐津商(佐賀)との激しい打撃戦を制して8強入りした。また同球場の第2試合で沖縄尚学が福岡工大城東に競り勝ち、準々決勝(21日)で明豊と対戦することが決まった。
 佐賀県立森林公園野球場の第1試合は宮崎日大が鹿児島実に逆転勝ちし、同第2試合も創成館(長崎)が終盤、熊本国府に逆転勝ちした。
 第2日は20日、両球場で1回戦の残り4試合がある。県勢は同球場の第1試合で大分商が大崎(長崎)との初戦に臨む。

 【評】明豊が25安打20得点の猛打で、地元の唐津商に逆転勝ちした。
 明豊は5点を追う六回、宮川、中村の本塁打などで4点を挙げ、追い上げムードを加速させた。七回には1死一塁から中尾の適時三塁打で同点とし、2死後に代打山田の右前適時打で勝ち越すと、八回に4点、九回に1点を加えて突き放した。
 七回から救援した狭間が終盤3回を零封した。

○2回で7点差、諦めず大逆転
 明豊が壮絶な打ち合いの末、20―14で唐津商を下して初戦を突破した。川崎絢平監督は「まるでラグビーのような試合」と苦笑いしつつ、「点を取られた後に取り返し、相手に重圧を掛け続けられたのが勝因」と胸をなで下ろした。
 二回に連続四球などで走者を出し、直後に痛打されるなど、大量8失点。序盤で7点を追う「これまでにない」(川崎監督)展開となったが、チームは諦めなかった。毎回安打で追い上げ、五回に布施心海(2年)の適時打などで1点差に。だが直後の守りで2連続本塁打を浴びて4失点。万事休すかと思われたが、再び粘った。
 直後の六回、「気持ちで打てた」という宮川雄基(同)の3点本塁打などで1点差に。続く七回には1死一塁から中尾圭(同)の適時三塁打で追い付き、2死後、代打山田昭太(同)の右前適時打でついに勝ち越しに成功。その後も加点し、8強入りした。
 選手層の厚さで大逆転を成し遂げた明豊ナイン。勝ち越し打の山田は「少ないチャンスを絶対にものにしたかった」と笑った。
※この記事は、10月20日大分合同新聞朝刊20ページに掲載されています。
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