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202049日()

国東高に「環境土木科」新設へ 農協、工業系を総合的に学ぶ

来年度から「環境土木科」が新設される国東高=23日、国東市国東町鶴川
来年度から「環境土木科」が新設される国東高=23日、国東市国東町鶴川

 県教育委員会は23日、国東高(国東市)に来年度、農業土木と工業土木を総合的に学習できる九州初の学科を新設すると発表した。建設業界の人手不足が深刻さを増す中、最先端の技術・知識や地域に根ざした農業文化などを学ぶ科目を設け、道路や河川、農地、農業用水設備など幅広い土木工事の技能を持つ人材を育成する。
 国東高は、定員割れが続く分校・双国校の2020年度以降の募集停止と21年度末までの統合が検討されている。新学科は土木系を学べる高校がない同市と周辺地域の空白地帯をカバーするとともに、実践的な教育の充実を図る狙いもある。
 県教委によると、県内高校への建設業関係の求人数は2014年が544人、18年は946人と5年間でほぼ倍増。今年6月には県土地改良事業団体連合会から土木人材育成の要望書が提出された。
 県教委高校教育課は「少子化や大規模災害の頻発など社会情勢が変化しており、急速な技術革新に対応できる人材も足りていない」と話す。
 新学科の名称(案)は「環境土木科」。学ぶ科目は▽無人重機の遠隔操縦やドローンを使った測量技術を学ぶ「最新土木技術」▽国東半島宇佐地域の農業文化を研究する「世界農業遺産研究」―など。需要の高い「2級土木施工管理技術検定」「測量士補」などの資格取得も支援する。
 同高には現在、普通科、園芸ビジネス科、電子工業科の3科、双国校には総合ビジネス科がある。新学科の設置と併せ、統合後を視野に分校(総合ビジネス科)の流れをくむ商業系のコースも普通科内に設ける。
 同課は「新学科が県内の建設業界の振興につながれば。世界に誇る土木技術の担い手を育てたい」と話している。 

※この記事は、8月24日 大分合同新聞 5ページに掲載されています。

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