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佐伯城跡に4段の階段状石垣 市教委、国史跡指定へ調査

 佐伯市教委は2日、市史跡の佐伯城跡で、全国的にも珍しい4段の階段状石垣が見つかったと発表した。城郭の石垣ではほとんど用いることはない治山や治水で使う技術を応用しており、同様の石垣では国内最大級とみられる。調査した佐賀大の宮武正登教授(歴史学)は「他に例がない。国史跡となる価値がある」と指摘した。
 佐伯城は17世紀初頭に佐伯藩初代藩主の毛利高政が築いたとされる山城。市中心部に近い城山(146メートル)にあり、城跡は都市公園などとして市民に親しまれている。
 市教委によると、「階段石垣」は山頂の本丸北側で確認した。高さ約13メートル、長さ約30メートル。大坂城などにも見られる「穴太(あのう)積み」の技法を用いる一方、階段状の水平部分を石で覆い、隅を丸く仕上げるなど治水技術を取り入れていた。佐伯藩の史料「御城修理絵図」で1734年に風雨で崩れた場所と一致しており、災害復旧で築いたと推測される。
 調査の一環で今年1、2月に周辺の草を刈って土砂を取り除き見つかった。
 宮武教授は「城郭を築く技術と、治山治水の技術がコラボし、柔軟な発想で造られている。築造時期がはっきりしていることも価値がある」と強調する。
 市教委は、本年度で終了予定だった調査を2年間延長し、国史跡の指定を視野に調査を進める。現在、県内の城郭で国史跡は岡城跡(竹田市)と角牟礼(つのむれ)城跡(玖珠町)の2カ所。
※この記事は、7月3日大分合同新聞朝刊19ページに掲載されています。
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