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アライグマ捕獲数急増 農作物被害、生態系に悪影響

 県内でアライグマ(特定外来生物)の捕獲数が急増している。農作物被害に加え、在来種の生物を捕食するなど生態系への悪影響が懸念されている。ここ数年は生息域が県内全域に広がりつつあり、調査や防除に当たる自治体、NPO団体は情報提供を呼び掛けている。
 県自然保護推進室によると、県内の捕獲数は2012年度の20匹から年に1・5~3倍のペースで増加し、18年度は663匹と約30倍になっている。捕獲・撮影や、死体の見つかった自治体数は12年度には3市だったが、18年度は12市町に拡大。生息数が特に多いとみられるのは大分、日田、中津の3市という。
 生態調査や防除に携わるNPO法人「おおいた環境保全フォーラム」(内田桂理事長)によると、アライグマはスイカやメロン、ナシなどの農作物に加え、カエルやオオサンショウウオなど在来種を食べ、生態系にも影響を及ぼしている。生後約1年で成獣となり、年間に約4匹産む上に天敵がほぼなく、数年の潜伏期間を置いて急増するという。このため早期の発見と防除が非常に重要とされる。
 県は18年度以降、県北西部を対象に防除事業を開始。環境保全フォーラムが委託を受け、住民を対象にアライグマの生態についての説明会や、防除従事者に登録できる講習会を開いている。大分市と周辺7市町も16年度から捕獲のノウハウや、わな・カメラの共有といった連携を進める。ただ地域により取り組みに濃淡があり、連携強化が課題となっている。
 アライグマは指先が器用で、農作物の果実に穴を開けるなどして中身だけを食べる。▽スイカやメロンにゴルフボール大の穴が開いている▽指が5本に分かれた足の跡がある―などの特徴がある。フォーラムの内田理事長は「アライグマの痕跡を見つけた場合はすぐに地元自治体などに連絡してほしい」と話す。
 連絡先は県自然保護推進室(☎097-506-3022)か内田さん(☎080-6419-6273)。
※この記事は、5月22日大分合同新聞朝刊19ページに掲載されています。
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