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衛星「みちびき」活用 ドローン操作実験へ 過疎地の配送に応用

 情報通信業モバイルクリエイト(大分市)は3月5日に杵築市山香町で、政府の衛星「みちびき」をドローン(小型無人機)の飛行技術に活用する実証実験を開く。みちびきは従来の衛星利用測位システム(GPS)に比べ、高精度な位置情報を提供できるのが特徴。誤差わずか数センチの範囲でドローンを動かせる。過疎地の入り組んだ場所などでの荷物配送に役立てる。
 ナビゲーションサービス提供のゼンリンデータコム(東京都)と共同で実施する。内閣府と準天頂衛星システムサービス(同)の事業に採択され、助成金を活用する。
 カーナビなどの位置情報は米国のGPSに頼っており、「測位は10メートル程度の誤差が生じる」(モバイル社)。みちびきは日本版GPSを構築するため日本の上空を通る軌道に投入されており、誤差を最小で数センチの範囲に収めることができる。
 実験は杵築市山香庁舎で実施。(1)ドローンがトラックの荷台から飛び立つ(2)荷受けの目的の場所へ降りる(3)別の場所に移動したトラックに再び着地させる―内容。みちびきの情報を受信する機器を搭載した場合と、搭載しない場合を比較する。
 高精度の位置情報をドローン飛行に活用できれば、車両で進むのが難しい入り組んだ山間部や離島の集落に荷物を配送するための利便性が高まる。船舶、鉄道などの輸送機器との連動もしやすくなる。
 モバイル社は「物流業界は人手不足が深刻化しており、ドローン配送の技術を確立することで社会課題の解決につなげたい」と話している。
※この記事は、2月27日大分合同新聞朝刊5ページに掲載されています。
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