大分合同新聞納涼花火シリーズ

武蔵会場 8月17日(土) 20:40スタート!

大分県内ニュース
地域密着!郷土のニュースとスポーツ

「まず残留」感謝 胸に 【大分トリニータJ1開幕へ(上)】

 6季ぶりにサッカーJ1に臨む大分トリニータの19年シーズンが始まる。存続危機を乗り越えてきたこれまでを振り返り、新戦力13人が加わった開幕直前のチームの仕上がり具合や手応え、意気込みを伝える。

 Jリーグの2013年シーズン。大分トリニータは前年のJ1昇格プレーオフを劇的に勝ち抜いて再び最高峰の舞台に戻った。だが期待とは裏腹にリーグ戦2勝のみ、ホーム未勝利のままわずか1年で降格した。
 当時のチーム人件費はリーグ最低レベルの約4億5千万円。当時、大分フットボールクラブ(FC)社長だった青野浩志さん(62)は「本当は予算をかけてチームを強くしたかったが、監督や選手も歯ぎしりしながら我慢した」と振り返る。
 大分FCは2009年秋、J2降格と同時にこれまでの過剰なチーム強化費が追い打ちを掛け、資金繰りの悪化が表面化した。Jリーグや県からの緊急融資で当面の危機は乗り切ったが、債務超過額は12億円近く。県民や経済界の支援金で経営再建にめどをつけ、総力でつかんだJ1切符だった。
 既に単年度黒字を出すまで経営は改善されていた。だが残る債務超過を解消しなければJリーグ参加資格(クラブライセンス)を失う。チーム存続を優先したためチーム強化できる経営状況ではなく、勝利で“恩返し”ができなかった。
 13年のホーム最終戦後のセレモニーで、サポーターは声を荒らげることなく見守った。青野さんは「チーム事情を分かってくれていたのだろう。大分トリニータをなくしてはいけないという思いは誰もが一緒だった」と話す。
 官民の支援で債務超過を解消したのは14年。新たな一歩を踏み出したはずが、15年はチーム成績が低迷してJ3降格となって、再び存続危機に見舞われた。運営費の落ち込みを余儀なくされたが多くのスポンサーは支援を継続。サポーターも試合会場に足を運び続けた。「県民の宝」という思いがチームを支え、1年でのJ2復帰、そしてJ1に導いた。
 今季の新体制発表の席で片野坂知宏監督は「多くの支援、支えでJ1に臨めることに感謝している。皆さんと一緒に戦って残留をつかみ取りたい」と誓った。チームや県民、サポーターの一体感が試される19年シーズンが間もなく始まる。
※この記事は、2月20日大分合同新聞朝刊17ページに掲載されています。
OPENCLOSE

速報ニュース

ニュースアクセスランキング 11時31分集計

ランキング一覧を見る

大分合同新聞ニュース絞り込み検索
記事の絞り込み検索が可能になりました!

期間選択
ジャンル選択
記事種別選択

大分県の天気

PM2.5情報
大分県の測定データ大分市の測定データ
大分合同福祉事業団
インターネットによる募金「かぼす募金」を受け付けています
大分合同新聞
販売店検索はこちら
お近くの販売店を今すぐ検索!
HELLO KITTY×大分合同新聞
おともだちカード
「大分合同新聞 HELLO KITTY」が大切なあなたの気持ちをお届けします。

全てのお知らせを見る

電子書籍のご案内

ページ上部へ戻る