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玖珠に竹筋コンクリ、鉄筋の代わりに竹 旧米倉庫

39年築、物資不足で使用か

 県建築士会玖珠支部(尾方秀則支部長)は、玖珠町の旧玖珠区米倉庫の構造を調査。鉄筋の代わりに竹を使った「竹筋コンクリート」の可能性が高いことを突き止めた。今後、設計図面や経緯などをパネル化する予定で「近代化に貢献した建物をPRし、町の盛り上げにつなげたい」としている。
 県建築士会玖珠支部によると、米倉庫(約290平方メートル)は1939年に上棟。JR久大線豊後森駅や旧豊後森機関庫(国登録有形文化財)そばにあり、当時は貨物列車に積み込む米や麦を保管していたという。77年に角井仁紀さん(78)が所有権を引き継ぎ、現在、金物店として営業を続けている。
 同支部はこれまで、町の活性化や歴史的な遺産の保存などを目的に、機関庫の劣化調査や窓枠の再現などを手掛けてきた。「40年ほど前に米倉庫の一部を解体した際、コンクリート内から竹が出てきた」との角井さんらの証言を基に、昨年から調査に乗り出した。
 今月1日、金属探知機を使って柱や壁などを調査。ごく一部を除きコンクリート内に金属反応は確認できず、「ほぼ間違いなく竹筋コンクリート」との結論を出した。
 竹筋の構造物は九重町と熊本県小国町を結んだ旧国鉄宮原線のコンクリートアーチ橋(国登録有形文化財)などがあるが、「全国的にも珍しい」と同支部。
 尾方支部長は「当時は戦時中で物資不足だったため、竹を利用したのではないか」と推測。角井さんは「歴史ある建物だと再認識した。活用方法を考えていきたい」と話した。
※この記事は、2月13日大分合同新聞朝刊15ページに掲載されています。
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