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江戸から明治 時代の転換期書き留める 「西京日誌」祖父武之丞の記録

 別府市石垣西の竹中進さん(82)が、明治政府で公議人を務めた祖父竹中武之丞(たけのじょう)(1838~80年)が残した「西京日誌」を解読した冊子(A5判、123ページ)を自費出版した。江戸幕府崩壊、新政府誕生など時代の大きな転換期を書き留めた貴重な内容。300部を刷り、無料で配布している。

 日誌は明治に改元される2日前の慶応4(1868)年9月6日に始まる。佐伯藩士として、中央の議事機関を構成する公議人に選ばれた武之丞が入京してから、東京で公議人の役職を終える明治元年12月29日までの約4カ月間の出来事を記録している。
 事実上の遷都となった明治天皇が京都から東京に向かう際の状況や、公議人の役割を確認する場面、東京への道中で見聞きした戊辰戦争や社会の混乱の様子などを記している。動乱で犠牲になった庶民の暮らしぶりが分かる記述などもある。
 武之丞はその後、葛飾県(現在の千葉県北西部など)の大参事など各県の要職を務め、42歳で死去した。
 進さんは竹中家に残る史料を基に、明治維新と佐伯藩について研究していたところ、京都市の仏教大学に「西京日誌」があることが判明。コピーを送ってもらい、佐伯市の古文書研究の仲間らと約1年かけて解読した。
 進さんは「昨年の明治改元150年の節目に合わせて刊行した。祖父がせっかく残した日誌。興味深い内容で、史実が書かれていると思う」と話している。
 問い合わせは進さん(☎0977-22-8761)へ。
※この記事は、2月11日大分合同新聞朝刊15ページに掲載されています。
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