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尊い命 殺処分した犬猫の灰で花咲かせる

おおいた動物愛護センター

 来月17日に開所する「おおいた動物愛護センター」(大分市廻栖野)は、殺処分で火葬した犬猫の灰を土に混ぜた花壇を設けている。県内は年に約2千匹が殺処分されている。美しく咲いた花々を見ることを通して、県民に命の尊さを考えてもらい「一匹でも不幸な動物を減らせれば」と願う。

 センターは県と大分市が共同で開設。行政が保護した犬猫の健康を回復させて譲渡を進める。飼い主に対して動物の正しい飼い方を指導したり、愛護意識を高める啓発活動などもする。
 犬猫の命を生かす花壇づくりは、青森県立三本木農業高校が2012年度から取り組む「命の花プロジェクト」を参考に、開所に先立って始めた。
 場所は動物保護棟のそばで広さは約50平方メートル。県の動物管理所(大分市小野鶴)で火葬した犬猫の骨を砕いた灰を土に混ぜて、パンジーなどを育てている。灰は開所式で飾るシクラメンの鉢植えにも使用。近くにある障害者施設の通所者が週2回、水やりなどをしている。
 県内の犬猫の殺処分数は06年度まで5千匹を超えていたが、17年度は2004匹と半分以下まで減少。センターは「野犬が減ったのに加え、最後まで飼うという飼い主のモラルが高まったため」とみている。
 高齢化が進む中、癒やしになるペットは人気を集めている。一方、飼い主の死去などで行き場を失う犬や猫の増加が社会問題となりつつある。
 センターの佐伯久所長(61)は「まだ多くの命が奪われている現実を決して忘れないでほしいと花壇をつくった。責任を持ってペットを飼う意識が徹底されるよう、啓発活動にも役立てたい」と話している。

メモ:2017年度、県内の保健所に持ち込まれたり、野外で保護した犬は702匹、猫は1967匹。うち元の飼い主に返還、新たな飼い主に譲渡した犬は462匹、猫203匹で、殺処分は犬240匹、猫1764匹だった。
※この記事は、1月30日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。
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