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走れ「高千穂あまてらす鉄道」阿部さん、手弁当で応援

 大分市坂ノ市南の会社員阿部郁夫さん(53)が得意の電気技術を生かし、手弁当で「高千穂あまてらす鉄道」(宮崎県高千穂町)の応援を続けている。同社は台風被害で廃止された線路に軽トラックなどを改造した観光用の「スーパーカート」を走らせ、雄大な景観を楽しんでもらう施設。阿部さんは同社ただ一人のボランティアとして、3月に導入した新車両の改装も手伝うなど、欠かせない存在になっている。
 鉄道の起点・高千穂駅。スーパーカートの発着を数種類の音で知らせる警報器、線路沿いに設けたテラス(休憩スペース)のコンセントやLEDライトなど、電気系統の多くは電気工事士の資格を持つ阿部さんが手掛けた。コースの目玉、高千穂鉄橋を渡る可否を判断するのに欠かせない風力計も取り付けた。
 新型車両の「グランド・スーパーカート」は空港内で航空機を引っ張る車両「トーイングカー」を改良した30人乗り。阿部さんは、車掌が出発・到着を運転手や客に伝える装置を基盤から作った。
 「自由にやらせてもらっているから」と、工賃はもちろん、材料費も受け取らない。もともと鉄道好きで、国鉄線を引き継いだ高千穂鉄道の廃止後、地域住民が中心になって2008年に設立した同社を支援しようと、寄付や遊具の寄贈をしたのが支援の始まりだった。
 同社はアルバイトを含めてスタッフは9人しかいない。高山文彦社長(59)は「阿部さんは子どもを楽しませる装置づくりなど、アイデアがユニーク。スタッフも少なく、本当に助かる」と感謝する。
 大分市内の半導体関連の会社に勤務し、まとまった休みが取れたら高千穂に通う。阿部さんはデッキから見る高千穂の山々に沈む夕焼けが特に気に入っているという。
 「地元の鉄道を守ろうとする人たちを何とか応援したかった。高千穂と、阿蘇・くじゅう(熊本、大分両県)という九州の真ん中が多くの人に楽しいと思ってもらえる手伝いができたらいい」と話している。
※この記事は、4月27日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。

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