朝日放送テレビ株式会社(ABCテレビ)の『探偵!ナイトスクープ』と『テレメンタリー 2025 万博“成功”の陰で~置き去りにされた未払い問題』が「第63回ギャラクシー賞」(NPO法人放送批評懇談会)でテレビ部門奨励賞を受賞した。
【写真】性風俗史研究家も助っ人に…ある男性の戦争史を探った感動回
受賞の対象となったのは、2025年9月12日金放送の『探偵!ナイトスクープ』と25年12月7日放送の『テレメンタリー2025万博“成功”の陰で~置き去りにされた未払い問題~』。
『探偵!ナイトスクープ』は、「趣味で作ったオリジナル育毛剤」・「猫として生きる女」・「戦場帰りの父が遺したエロ写真」を届けた。「趣味で作ったオリジナル育毛剤」は、兵庫県の女性(70)から。自作の育毛剤づくりに励んでいるのだが、実験台を辞めたい夫を説得してほしいという依頼。永見探偵が爆笑の研究模様に迫った。「猫として生きる女」は、丹波篠山市の女性から。10年の引きこもり生活の末、猫として生きるようになった女性。寛平探偵が彼女のシュールすぎる願いに応えた。
そして、「戦場帰りの父が遺したエロ写真」は、京都府の女性(67)から。父は今から30 年以上前、77歳で亡くなった。その当時、母と一緒に遺品の整理をしていると、タンスの奥からトンでもないものが(!?)。それは何と、とてもとてもいやらしい写真の束。あられもない姿の女性たちの古い写真が、100枚以上出てきた。写真について母にたずねると、生前の父から「この写真は、戦場に持っていった大事なもの」と聞かされていたようだ。父は大正3 年生まれの戦争兵役体験者だった。ビルマ戦線でマラリアにかかり、死体置き場から九死に一生を得て生還してきた、というすさまじいエピソードの持ち主でもある。そんなこともあって、捨てるにはちょっとしのびない写真だと家に置いていたのだが、私も身辺整理を考える年齢になり、今、改めて処置に困っている。そこで、このいやらしい写真の歴史的な価値を調査してもらえないだろうか。どこか、然るべきところに寄贈できれば、父も浮かばれると思う、というもの。約100 枚の衝撃写真は、父の戦場での心の支えだったと伝え聞いていると言う。しかし、戦地での話は口ごもっていた父親。そこで、兵籍簿の研究家と、性風俗史の研究家、それぞれに調査協力を依頼すると…。真栄田探偵が、ある男の“生と性”の記録に切り込んだ。
『テレメンタリー2025万博“成功”の陰で~置き去りにされた未払い問題~』では、光輝く万博の”陰”となった「建設費未払い問題」を取材した。一般来場者が2500万人を超え、大盛況で幕を閉じた大阪・関西万博。しかしその裏で、海外パビリオンの工事を担当した複数の建設業者が訴える「工事費の未払い問題」は、いまだ解決していません。開幕まで時間が無い中、万博協会や大阪府などから「協力」を求められ、パビリオンを建てた中小の建設業者は、今も悲痛な叫び声を上げています。なぜ「未払い問題」は起きたのか。彼らから訴えを起こされている元請けの海外企業は、この問題をどう捉えているのか。
このほか、ドキュメンタリー作品を含む一連の報道『復興の名の下で~神戸・長田 震災復興再開発 被災店主の声とビルの街の記録~』が同局初となる報道活動部門で大賞を受賞した
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