あいみょん、ツアー『ヘブンズ・ベーカリー』ファイナルを水戸で開催 撮影:永峰拓也
22日、あいみょんが『AIMYON TOUR 2025+“ヘブンズ・ベーカリー”』のファイナルとなる茨城公演を、水戸市民会館グロービスホールで開催した。宮崎の都城市総合文化ホールからスタートし、全国7都市を巡った今回のツアーは、“あいみょんが行ったことがない(ワンマンライブを行ったことがない)場所”がテーマ。この日もフレッシュな様子で全21曲を披露した。
【ライブ写真】いろんな表情のあいみょん!ツアーファイナル公演の模様をたっぷりと
開演時刻を過ぎてあいみょんがステージに姿を見せると、ライブは「愛の花」で幕を開けた。前半は弾き語りを中心に、しっとりと聴かせる構成。途中からサポートメンバーの演奏が加わり、3曲目の「マリーゴールド」ではオーディエンスが総立ちとなり、会場に一体感が生まれた。
MCでは、「改めまして、シン・あいみょんです」と、ショートカット姿をお披露目。「ファイナルなので、みんなで最高に楽しい夜を一緒に作れたらなと思ってますが、どうでしょうか?」と呼びかけると、大きな歓声が沸き起こる。「ふたりの世界」ではコール&レスポンスで会場を盛り上げ、「駅前喫茶ポプラ」では、ラストの歌詞を「水戸納豆トーストを 彼女に、ひとつ下さい」と替えて歌い、盛り上げた。
恒例の“双眼鏡コーナー”では、「この中にお医者さんはいますか?」「教師はいますか?」「今日誕生日の人?」と客席に呼びかけ、オーディエンスとのやり取りを楽しむ流れから、「今夜このまま」「鯉」を披露。「二人だけの国」で少しクールダウンしたあと、「恋をしたから」が弾き語りで届けられた。ピンスポットに照らされ、アコースティックギター一本で切々と歌い上げる姿は、シンガー・ソングライターとしての魅力を改めて強く印象づける。同じく弾き語りから始まった「いちについて」では、ラストにかけてステージが眩い光に包まれ、中盤のハイライトとなった。
後半は、「空の青さを知る人よ」「ら、のはなし」で徐々にテンションを高め、「ラッキーカラー」からはハンドマイクに持ち替え、より自由なパフォーマンスを展開。「マシマロ」では大きな盛り上がりを見せた。メンバー紹介を挟んで「君の夢を聞きながら、僕は笑えるアイデアを!」を披露し、「君はロックを聴かない」では会場中に大合唱が広がった。
情感たっぷりに「裸の心」を歌い上げたあと、「次で…7回目の紅白になります」というMCに続いて、大みそかの『第76回NHK紅白歌合戦』での歌唱も発表されている「ビーナスベルト」を披露。ラストはメンバー全員であいさつし、オーディエンスとともに「ヘブンズ・ベーカリー、閉店!」と叫んで締めくくった。
この日が今年最後のライブとなったあいみょん。MCでも触れられた『第76回NHK紅白歌合戦』での歌唱にも注目が集まる。
■セットリスト
M01. 愛の花
M02. 初恋が泣いている
M03. マリーゴールド
M04. ふたりの世界
M05. 駅前喫茶ポプラ
M06. ジェニファー
M07. 3636
M08. 今夜このまま
M09. 鯉
M10. 二人だけの国
M11. 恋をしたから
M12. いちについて
M13. さよならの今日に
M14. 空の青さを知る人よ
M15. ら、のはなし
M16. ラッキーカラー
M17. マシマロ
M18. 君の夢を聞きながら、僕は笑えるアイデアを!
M19. 君はロックを聴かない
M20. 裸の心
M21. ビーナスベルト