映画『ストロベリームーン』(10月17日公開)(C)2025「ストロベリームーン」製作委員会
TikTokで話題を呼び、「令和イチ泣ける!」と注目された芥川なお原作の純愛小説を、脚本・岡田惠和×監督・酒井麻衣のタッグで実写化した映画『ストロベリームーン』(10月17日公開)のメインビジュアルと本予告映像が解禁となり、主題歌が、ORANGE RANGEの「トワノヒカリ」に決定したことが明らかになった。
【動画】映画『ストロベリームーン』本予告映像のあとに當真あみ・ORANGE RANGEのコメントも
メインビジュアルは、月が映し出された湖の中、反射する月を手ですくおうとする萌と日向の姿がデザインされている。加えて康介と美代子、13年後の日向と麗ら、萌の人生を愛情深く見守る顔ぶれも。「私があなたに恋をしたのは、残り半年しか生きられないと告げられた日―」というせりふが添えられ、本作の魅力を一目で伝えている。
本作は、余命半年と宣告された桜井萌が、高校1年生の春、一生分の恋をする物語。萌は、小さい頃から病弱で、家の中だけで過ごす日々。優しい父母と過ごしながらも、学校にも通えず、友達もできない。そして16歳になる直前、余命が残り半年であることを宣告され、悲しみに包まれながらも明るく振る舞おうとする萌と家族。そんな中、ある理由から萌は高校に通うことを決意する。
解禁された本予告映像は、13年前に書かれた萌(當真あみ)からの手紙が、麗(中条あやみ)によって日向(杉野遥亮)へ渡されるシーンから幕を開ける。日向の中で、萌との出会いから初恋までの記憶がフラッシュバックする中、高校時代の瑞々しさあふれる恋、年月を経てかつての日々を思い返す日向や麗の姿が、印象深く映し出されていく。
そして映像後半で描かれるのは、刻一刻と余命が迫る萌と、周囲を取り巻く面々たちの残りわずかとなったかけがえのない日々の数々。誰よりも一途に萌のことを想う日向(齊藤潤) 、親友として時に厳しくも、温もり持って寄り添う麗(池端杏慈)、さらには思わず泣き崩れてしまう父・康介(ユースケ・サンタマリア)と母・美代子(田中麗奈)。
会いたいけれど、もう会えない――。差し迫る余命に打ちひしがれながらも懸命に生きる萌と、彼女のことを愛し大切に想い続けた人物たちが紡ぐ感涙の物語が展開される。最後には、涙を浮かべ遠くを見つめる日向が映し出される。13年後に届けられる「秘密」とは…。
ORANGE RANGEは、本作の脚本を手がけた岡田の作品である映画『いま、会いにゆきます』(2004年)の主題歌「花」が大ヒット。以来、11年の時を経て再びタッグを組むことになった。
最近、「ナツい夏★プロジェクト」を始動させ、7月2日=「夏の日」には「イケナイ太陽」のミュージックビデオを令和バージョンとして公開し“致死量の平成”と称され日本のYouTubeのミュージックビデオのランキングで1位を獲得したORANGE RANGE。唯一無二の独創性溢れる音楽で、長きにわたり多くのファンを魅了し続けてきた彼らが、今回書き下ろした楽曲「トワノヒカリ」は、萌や日向たちが織りなす大切な時間を“らしさ”あふれる曲調と歌詞で、エモーショナルに表現された一曲となっている。
本作を鑑賞したメンバーは、「メンバー全員泣きました。それを見られないように席を離れて見たぐらいです。心が洗われる、とても素晴らしい映画に出会えました」とコメント。
彼らと同じく沖縄出身である主演の當真あみについては、「當真さんはキラキラしていて透明感があって素晴らしい才能に溢れていて同じ沖縄出身としてとても誇らしい気持ち」と称賛し、トワノヒカリについては、メンバー全員の意見が取り込まれた構成で制作されたことも明かされた。
當真も「ORANGE RANGEさんの曲は元々母と一緒によく曲を聴いていて、主題歌をやっていただけると聞いた時はとてもうれしかったです」と喜びを伝えている。
■當真あみのコメント(全文)
主題歌は日向くんからは萌がこう見えていたのかなと思わせるような歌詞で、メロディも優しいテンポで映画を見終わった後に聞くと気持ちが爽やかにもなって、とても素敵でした。ORANGE RANGEさんの曲は元々母と一緒によく曲を聴いていて、主題歌をやっていただけると聞いた時はとても嬉しかったです。
映画を見てもらえる方に萌の姿を通して勇気を伝えられたらと思いますし、私も作品を見て涙が出る部分がたくさんありました。登場人物たちの優しさが作品全体に行き渡っているので、ぜひ作品を楽しんでもらえたらと思います。
■ORANGE RANGEのコメント(全文)
映画をみて、メンバー全員泣きました。それを見られないように席を離れて見たぐらいです。心が洗われる、とても素晴らしい映画に出会えました。
主演の當真さんはキラキラして透明感があって素晴らしい才能にあふれていて同じ沖縄出身としてとても誇らしい気持ちです。
「トワノヒカリ」では1曲通して最初は悲しみを描き、後半の方は映画のその後、どう前向きに生きていったかを伝えたくて、今回はメンバーみんなの意見を聞いて取り入れました。これは挑戦でしたし、世界が広がったと思います。
映画『いま、会いに行きます』の主題歌「花」の時のようにずっと語られる映画と曲になっていって欲しい、時間が経つにつれて大きくなっていってほしいと願っています。