大阪刑務所の矯正医官だった男性医師が10日、同僚の不法な医療行為に関する内部通報後、希望しない別の刑務所への人事異動を命じられ退職を余儀なくされたのは不当だとして、国に約9200万円の損害賠償を求め大阪地裁に提訴した。
訴状などによると、2024年8~9月、男性が主治医だった被収容者の意思に反して、同僚の医師が抗精神病薬を注射。問題視した男性が25年1月、大阪矯正管区(当時)の担当者に内部通報文書を提出したところ、同3月、希望しない北九州医療刑務所への人事異動を命じられたとしている。
男性は大阪市内で記者会見し「ずさんな医療行為を繰り返してはいけないという思いから内部通報をした」と説明した。
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