妊娠中にカルシウムを多く取るほど、生まれた子どもにうつ症状が現れるリスクが下がるとの研究結果を、愛媛大などのチームが22日までに国際学術誌に発表した。カルシウムがうつに予防的という報告はこれまでにあるが、母子の関連を調べた研究は初という。チームは「妊娠中の食生活が子どもの精神面に影響を与えることを示した」としている。
研究は三宅吉博・愛媛大教授らが九州・沖縄7県の母子を調査したデータを活用。このうち子どもが13歳時の追跡調査に参加した873組の母子を対象とした。妊婦のカルシウム摂取量は、個人の食事内容を調べる調査票に基づき、サプリメント類などを除いて算出した。
13歳の子どものうつ症状は「CES―D」と呼ばれるうつ病の症状の程度を自己評価で点数化するテストで測定した。
チームは妊娠中のカルシウム摂取量が少ない人から並べ、4グループに分けて解析。最も少ないグループではうつ症状の子どもの割合が28%だったのに対し、最も多いと18・7%だった。発症リスクは42%下がったという。
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