働く場所にかかわらず、つながる組織へ。HRゼネラルマネージャーが語るThinkingsの組織づくり

Thinkings株式会社(以下、Thinkings)は、採用管理システム「sonar ATS by HRMOS」を提供するHR Tech企業です。リモートワーク中心の社員もいる中で、「社員がお互いを知り、気軽に相談し合える状態」をどう維持するかは大きな課題です。HR Teamでは、その解決策として社員インタビュー「となりのThinkings」と交流施策「つながりThinkings」を立ち上げました。
本記事では、「となりのThinkings」を軸に、取り組みの背景や運営の工夫、今後の展開について、Human Resources Div. 人事部 ゼネラルマネージャーの杉本さんに話を聞きました。
〈サマリ〉
・目的は1つじゃない!2つの目的が融合して生まれた「となりのThinkings」
・あえて「参加率」を追わない理由
・次なる施策「つながりThinkings」と今後のビジョン

チームを越えてつながる、Thinkingsの働き方
──まずは、Thinkingsの現在の働き方について教えてください。
杉本:弊社では、働く場所に関係なく成果を出せるよう、リモートワークと出社を組み合わせたハイブリッドな働き方を採用しています(2026年2月時点)。特にエンジニアはリモートワークをベースに、各自が最もパフォーマンスを発揮できる環境で開発を進めています。
チームを越えたやり取りも活発で、営業部門と開発部門が連携するプロジェクトもあります。直近では「sonar Connecter」の開発がその一例です。
また、エンジニア組織では社内ハッカソンも実施しており、技術力の向上はもちろん、チームを越えた交流も生まれています。
▼関連記事
・企業が挑む人材配置の最適化を支える sonar Connecter開発の裏側 ~前編~
・「ゼロベース開発」で挑戦したエンジニアの視点 sonar Connecter 開発の裏側 ~後編~
・Thinkings ハッカソン2025で"業務改善"を本気でプロトタイピングしてみた
2つの目的が融合して生まれた「となりのThinkings」
──「となりのThinkings」の概要と目的を教えてください。
杉本:「となりのThinkings」は、2025年2月から月1回程度実施している社員インタビュー企画です。毎回1名の社員をゲストに迎え、これまでのキャリアや現在の役割、仕事への向き合い方について聞いています。社員向けにはライブ配信しており、ラジオ感覚で気軽に聴けるのが特長です。また、配信内容を編集し、社外向けにnoteで発信しています。

これまでのインタビュー記事はこちら:社員インタビュー
「となりのThinkings」の目的は2つあります。チームを超えて社員同士の理解を深めることと、採用広報コンテンツとして活用することです。社内の相互理解を深めるとともに、社外にはThinkingsのリアルな様子を発信したいと考えています。
──「となりのThinkings」は、どのような課題意識から生まれたのですか。
まず、リモートワーク中心の社員がいる中で、社員同士が“人となり”や仕事内容を知る機会を意図的に設ける必要性が高まっていました。SaaS※企業では、規模の拡大や職種ごとの専門性の高度化に伴い、チーム間のコミュニケーションが課題になりがちです。そんな中でも気軽に声をかけ合える雰囲気が広がると、チームをまたいだ相談や依頼もしやすくなり、新しい価値が生まれやすくなると考えました。
※SaaS:「Software as a Service」の略で、インターネット経由でソフトウェアを提供するクラウドサービスの仕組み。「sonar ATS by HRMOS」もSaaSに分類される。
また、採用広報まで十分に手が回っていないという課題もありました。採用では、日々の進捗管理や応募につながりやすい施策をどうしても優先しがちです。そこで、社内理解の促進と採用広報を同時に進められる仕組みとして、「となりのThinkings」を立ち上げました。

指標は“参加率”より“活用度”
──「となりのThinkings」を実際に運営してみて、どのような反応や手応えがありましたか。
杉本:ライブ配信の参加は毎回約30名ほどです。配信中はリアルタイムで質問をもらう場面もあり、配信を通じて「社内の人を知りたい」というニーズに少しずつ応えられている実感があります。
また、出演をお願いすると「私でいいんですか?」と喜んでもらえることが多いです。記事化したあとも「客観的に整理されると嬉しい」という声が多く、自分の仕事や考えを言語化し直す良いきっかけになっていると感じます。
採用広報の面でも、発信できる情報が確実に増えました。実際にエージェントや、ダイレクトリクルーティングでご連絡する候補者の方にも記事をお送りしています。
記事を読んだからといって返信率が劇的に上がるわけではありませんが、登場するメンバーの顔や雰囲気が伝わることで、「話を聞いてみようかな」と思っていただきやすくなり、結果的に選考途中で離脱されにくくなっていると感じます。
──ライブ配信の参加率といった数値的な指標は追っていないとのことですが、それはなぜでしょうか?
杉本:この企画は“ながら聴き”されることが多く、参加率で評価するのは適していないからです。数値を追いすぎると、それ自体が目的になってしまい、継続しにくくなる懸念もあります。だからこそ、社内での理解促進にとどまらず、社外に向けても有益に活用できているかを重視しています。
出演者は呼ばれて嬉しい、インタビュアーは学びがある、聴き手は理解が深まる、さらに採用広報として活用できる──この積み重ねを第一のゴールにして、長く続けたいですね。

「となりのThinkings」ライブ配信中の様子。“ながら聴き”ももちろんOK。
次なる仕掛け「つながりThinkings」
──拡張施策として、「つながりThinkings」も実施されています。まずは、「つながりThinkings」の概要を教えていただけますか。
杉本:「つながりThinkings」は、オフィスで開催する立食形式の交流会です。「となりのThinkings」は毎回ゲストが1名のため、メンバーの相互理解を進めるにはどうしても時間がかかります。交流を深めるという点では、やはり対面で顔を合わせた方がスムーズなため、次のステップとして「つながりThinkings」を始めました。
ただ、対面で開催すると参加のハードルは上がり、参加者が想定より集まりにくい状況が続いていました。一方で、Visionalグループへのジョインをきっかけにビズリーチのオフィスで開催した「出張版つながりThinkings」(2025年12月)では、通常の倍以上の社員が集まり大変盛り上がりました。
参加者が増えた理由としては、企画としての新鮮さに加え、一人ひとりへの声かけが大きかったと感じています。新卒入社のHRメンバーが個別に声をかけたことで、「行きます」と手を挙げる人が少しずつ増え、最終的にはチーム単位で参加する動きにもつながりました。
この経験から、社員が自然に集まるには“仕掛け”と“地道なアプローチ”の両方が必要だと実感しました。迷っている人に「行こうよ」と背中を押す工夫は、今後も強化していきたいです。

──次回以降は、どのような形で展開する予定ですか?
杉本:「強制参加にしてはどうか」という議論もありましたが、主体的な参加を重視する方針です。リモートワークを取り入れた組織は、一人ひとりの主体性がなければ成り立ちませんから。
ただ、強制しすぎない形を大切にしながら、より参加しやすい構成を考えています。次回は、2026年3月に営業サイドと連携した回を検討中です。前半は業務に役立つコンテンツ、後半は交流という二部構成にすることで、「参加する理由」をより明確にできると考えています。
この連携のように、今後は「つながりThinkings」をHR以外のチームが活用できる場にしていきたいですね。たとえばPRチームの発表など、現場が主体的にコンテンツをつくり、HRは会場や進行を支える。そのような役割分担が、本質的な形だと考えています。
「働く場所にかかわらず、成果が出せる組織」であるために
──杉本さんが目指す組織像を教えていただけますか。
杉本:「働く場所にかかわらず成果が出せる組織」を目指しています。リモートワークを取り入れる上では、お互いの業務への向き合い方や大切にしているポイントを知り合える土壌づくりが重要です。
そのためのきっかけが、「となりのThinkings」や「つながりThinkings」です。相手を知ろうとする気持ちが生まれることで、分断を防ぐ関係性が育っていく。そうした積み重ねが、変化に強く、成果を出し続けられる組織につながっていくと思います。
──最後に、Thinkingsで働くことに興味を持ってくださっている方へのメッセージをお願いします。
杉本:候補者の方の中には、リモートワークに抵抗がない人もいれば、不安を感じる人もいると思います。ただThinkingsは、ミーティングや日々のやり取りを通じて、しっかりコミュニケーションを取っている会社です。素直で真面目なメンバーが多く、お互いに声をかけ合いながら仕事を進めています。
一方で、リモートワークが組み込まれているからこそ、自律的に質問できること、テキストで言語化できるコミュニケーション力は欠かせません。エンジニア採用でも、技術力の前に「きちんと対話し、自分の目指す姿を言語化できる力」を重視しています。これらを大切にできる方と、ぜひ一緒に仕事をしていきたいです。

▼その他のThinkings株式会社のストーリーはこちら
生成AI活用でお客様の自己解決数が4倍に──sonar ATSの「問い合わせ対応」進化の4年間【前編】
【採用あるある川柳 2025 ~番外編~】 Thinkings社員が気になる川柳を深堀り!
▼エンジニアが運営する「Thinkingsテックブログ」はこちら
GitHub Copilotにおける Agent / Instructions / Prompt の整理と活用方法
TypeScriptの型定義と実務でありがちな問題コードの対策
エンジニア採用中!
Thinkingsでは現在、エンジニアを積極的に採用しています。
採用情報はこちら
https://thinkings-recruit.snar.jp/index.aspx
行動者ストーリー詳細へPR TIMES STORYトップへ