2025822日()

挿絵ギャラリー

紙面掲載後、順次更新します。

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「変わらない気持ち」玉田結夢(3年)
制作意図
統虎の誾千代に対する変わらない気持ちを、昔から変わらない笑顔で表したくてこの絵を描いた。赤をベースにすることで変わらない燃えるような気持ちを表現。子どもが浮かべるような無邪気な笑顔にして、統虎の一途な気持ちを表そうとした。統一感のある色合いと着物の青が映えていて、きれいにできたと思う。
2023年04月01日付19面に掲載されています。

「気にしない」佐藤恋(2年)
制作意図
誾千代が虎女だと知らない周りの人は、子のない女の強がりか澄まし顔のやせ我慢だろうと思っている。虎女だと知っている人たちは、誾千代が強がりややせ我慢をしていると世間から思われていることに腹が立っている。だが、人の評価を相手にしない誾千代がとても美しいと感じた。
2023年03月31日付21面に掲載されています。

「花」日向あろえ(2年)
制作意図
誾千代が白木蓮の花を指先で撫でている場面を描いた。周囲からあらぬ噂をたてられてもしっかりと自分を持っていて、余裕のある態度で対応することのできる人間としての強さを、背景と手・花との明度差を大きくすることで表現した。人に流されず、凛とした誾千代のイメージに合わせ、美しい色味で描くことを意識した。強さ、美しさの両方が感じとれる画面にできていたら嬉しいです。
2023年03月30日付23面に掲載されています。

「憤り」羽田野結愛(2年)
制作意図
真里が誾千代の言われてきた陰口に対して怒るシーンが頭に残ったので、真里から見えるその当時の誾千代の姿を描いた。この表現がちゃんと伝わってくれるとうれしい。色合いがきれいにできたので、そこも見てもらえれば。
2023年03月29日付21面に掲載されています。

「穏やかな一時」長野桜子(2年)
制作意図
春風が吹く海辺を真里と眺めるシーン。穏やかに揺れる水面に映る二人の優しげな表情を描いた。着物にはこの作品のモチーフである白のサザンカを描いて、波の際や下からの目線の構図も丁寧に観察して作り上げた。デジタル機能も多く使い、デジタルならではの作品に仕上げることを意識した。
2023年03月28日付21面に掲載されています。

「人間性」戸田侑希(2年)
制作意図
誾千代が性と向き合い続けていたのは、ある意味、とらわれていたとも言える。紙で分かれている白、黒だけで女、男というのは簡単なこと。しかし、女でも男でもない人や体と心が違う人、女だけど男物が好きな人、逆も然り、という人々はたくさんいる。大切なのはやはり中身、人間性。誾千代も気づかされたことです。一見キレイな白い花に見えても毒のあるその花は、誾千代自身を表しているように思ったので、真ん中に描いた。
2023年03月27日付20面に掲載されています。

「理想」上野彩花(2年)
制作意図
やっとできたと思った子どもという存在も失い、夫に求められても応えられず、母親にも気遣われてしまう自分を追い詰めながらも、まだ母となることへの気持ちを諦められなかったり、それでいてもうどこか諦めているような誾千代の複雑で切ない心情を表そうと、見えない子どもを腕に抱く彼女の姿を描いた。女性を象徴する“白”をベースに誾千代の姿を表した。
2023年03月26日付23面に掲載されています。

「憂い」秋山奈都(2年)
制作意図
誾千代の心の様子を描いた。母からは女として生きることを相変わらず期待されているが、誾千代の心は男のまま。でも、前ほど激しい葛藤はなく、諦めや憂いの気持ちを表現しようと苦心した。髪をほどいている姿にしたのは、母の期待する女らしさの要素をどこかに入れたかったから。
2023年03月25日付22面に掲載されています。

「日輪のごとく」大沢彩音(2年)
制作意図
調子の浮き沈みの激しい誾千代のまさに順調である時期なので、誾千代の未来がずっと明るくあるような挿絵にしようと思って制作した。文中に「日輪のごとく燦然と輝いていた」との表現があったので、その様子をストレートに絵に表すことを選んだ。これまでの葛藤やこれからの不安を飲み込んで、前を向き目を見開く顔をアップに描いた。
2023年03月24日付21面に掲載されています。

「燃える心と瓢箪」金沢咲愛(2年)
制作意図
統虎が戦で忙しい中、女と楽しんでいる関白殿下に対して、誾千代が彼の旗印である瓢箪を撃ち抜いたところを描いた。瓢箪が空中で赤々と燃えている様子を描くことで、誾千代の心情を表現した。背景の地塗りをオレンジや赤などの暖色系でまとめることで、この場の緊張感や気持ちが高ぶっている様子を表した。
2023年03月23日付21面に掲載されています。