2025822日()

挿絵ギャラリー

紙面掲載後、順次更新します。

※挿絵をクリックすると拡大します。

「照る月と陰る瞳」豊田優(3年)
制作意図
諦めと悲しみが入り交じる誾千代の心境とは裏腹に、ただ美しく光り続ける月の描写が美しいと思い、このように仕上げた。髪や瞳には明るい光がきらきらと輝いているものの、ぼんやりして遠くを見つめる表情をさせることで、現実とずれている様子を表現できたと思う。髪の毛にはさまざまな色を使い、容姿の美しさを色彩的にも表した。
2022年12月08日付21面に掲載されています。

「女」姫野真帆(3年)
制作意図
誾千代が自身の髪を切るシーンで、誾千代の心情のようなものを描いた。女だから結婚しなければならない、男は女を守るもの―。誾千代にとってどれだけ心の負担になるか分からない展開に、私も心が痛くなった。女性の命と言ってもいい髪を切り、親の前に出すという行動をした誾千代は誰よりも重い運命を持っていると感じて描いた。
2022年12月07日付25面に掲載されています。

「受け入れられないこと」赤峰由那(3年)
制作意図
誾千代の心の葛藤を表現するため、全体の色を暗くした。周りに浮いているもやは「自分らしくいたいだけなのに、それを押し殺そうとしてしまう周囲の人間」を模しており、誾千代に箔をかぶせることで、自己表現・行動が不自由になっている場面を再現することができたと思う。
2022年12月06日付21面に掲載されています。

「覚悟」猪原海瑠(3年)
制作意図
今回の話を読み終わると同時に、とてもたくましく、最愛なる父・道雪を想う誾千代の凛とした顔立ちが浮かんだ。生涯独り身となり、戦で戦い続けるという揺るぎない決意を持つ誾千代を、もう止めることは誰にもできないだろう。
2022年12月05日付20面に掲載されています。

「眼差し」黒枝雫(3年)
制作意図
誾千代が母親と父親に自分の意思を伝える場面。誾千代のまっすぐな思いを作品を通してより伝えたいと思い、制作した。自分の思いを人に理解してもらう難しさを感じ取ってもらえるとうれしいです。
2022年12月04日付23面に掲載されています。

「見つめる」竹村花菜(3年)
制作意図
自分のために特別に作らせた甲冑を身に着け、鏡で自分の姿を見ている様子を描いた。性別など関係なく、誾千代という一人の人間で戦ってやる、というように感じたので、自信や強い意志を表現した。
2022年12月03日付22面に掲載されています。

「黒髪と馬上筒」大野沙和(3年)
制作意図
流鏑馬に登場したのは立花の烈姫・誾千代だった。弓矢で難しい技を披露する誾千代が最後に背から取り出したのは馬上筒。誾千代の真剣な眼差しと見せつけようとする姿勢、そして人々に恐怖を与えるほどの武芸を構図にこだわり制作した。色は白黒にし、誾千代の自分自身との葛藤を表現した。
2022年12月02日付21面に掲載されています。

「手を振る烈姫」梅崎桃花(3年)
制作意図
印象に残ったのは、誾千代がたくさんの人々に好かれている、ということ。誾千代が手を振るシーンを描いた。並木道の緑と紫の着物の対照的な色を使い、絵にメリハリが出るように工夫した。
2022年12月01日付21面に掲載されています。

「馬に乗りながら」倉富花音(3年)
制作意図
城戸がいろんな情景を思い浮かべながら馬に乗っている姿をダイレクトに描いた。城戸にとって一番印象に残っているであろう幼い誾千代が手を城戸の肩に当てている姿、市助の力強い体、「道雪の足」を背景で描き、想像している姿を簡単に分かるようにした。
2022年11月30日付21面に掲載されています。

「愁色」池辺花奈子(3年)
制作意図
統虎と夫婦になることを承諾した誾千代の「諦め」と「寂しさ」を目元で表現した。大きな目、長い睫毛、白い肌で誾千代の美しさを表し、美しさの中に見える寂しさを意識して描いた。目や瞼の形に注意して、立体感を出した。
2022年11月29日付21面に掲載されています。