2025822日()

挿絵ギャラリー

紙面掲載後、順次更新します。

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「真里の思い」前田千咲子(3年)
制作意図
統虎を想って櫛を握る真里を描いた。誰にも言わないけど、ずっと心の中で統虎のことを想っている真里は一途でかっこいいと思う。背景には「密かな愛」という花言葉があるミモザを描いて、真里を表現した。
2022年12月29日付19面に掲載されています。

「悲しみ」中西彩(3年)
制作意図
誾千代が酒におぼれてしまい、真里が止めに入る。誾千代はなかなか言うことを聞かず、怒鳴り、酒を飲もうとすることに真里が痺れを切らし、瓶子をたたき割り、床が酒浸しになっているところを描いた。こぼれた酒に床が透けて映るように描くのが難しかった。きらきらした絵の具を使って、お酒の輝きが出るように工夫した。
2022年12月28日付19面に掲載されています。

「荒れ狂う者と悲しむ者」坂本峯彩(3年)
制作意図
誾千代が一番心を許すことができる存在である真里と久しぶりに再会。2人がぶつかるような感情の描写がこの回の重要なシーンだと思った。人のシルエットをあえてシンプルに切り絵で表現し、背景のアクリル絵の具等で表現した誾千代と真里の感情に目が行くようにした。誾千代の爆発してしまいそうな苦しい荒れ狂う感情と、真里の誾千代を心配する気持ち、悲しさ、涙の感じを表現するために、使う道具や質感、色合いを工夫した。
2022年12月27日付21面に掲載されています。

「やけ酒」渡部太介(3年)
制作意図
誾千代が酒を大量に飲むシーン。生理痛がひどく、女が戦場で戦えない理由を悟った誾千代は傷つき、酒を飲まずにはいられない。酔って視界がグラグラしているであろうと思い、線を3本にして酔いを表現した。
2022年12月26日付18面に掲載されています。

「統虎の覚悟」尾形紗良(3年)
制作意図
このシーンは統虎が誾千代を必ず守ってみせるという物語の中でも大事な場面だ。一番意識したところは二人のみを画面に大きく入れて、表現や向いている方向で今の状態や関係を表現した。
2022年12月25日付22面に掲載されています。

「戦いの痕跡」河野風大(3年)
制作意図
若い者たちの命を守るため、来る日も来る日も戦い続けた道雪の荒々しく凛々しい手を描いた。戦いの中で満身創痍な彼を表現するため、明度、彩度をともに落とした。
2022年12月24日付22面に掲載されています。

「欲する」海野玲希(3年)
制作意図
この回は、誾千代の抑えられない思いとそれに戸惑う真里の様子が書かれている。真里に対する誾千代の抑えられない欲求、自分の心と体への違和感、どうしようもできないことに対する怒りを表現するため、背景は暗く、後ろ姿だけを描いた。
2022年12月23日付21面に掲載されています。

「Female」中村羽秋(3年)
制作意図
この回で書かれていた、女性の体と男性の体を比較すると女性の方が美しいという部分と、真里の気持ちの中で「幾つもの思い出が甦るうち、熱いものがこみ上げてきた」という部分を表現した。
2022年12月22日付21面に掲載されています。

「再会」倉富花音(3年)
制作意図
この回には情景が思い浮かぶようなキーワードがかなり多くあったので、真里目線で見た誾千代をメインで描いた。久しぶりに再会した誾千代は完全に女の姿になっていて美しく麗しいが、心の病によって弱々しくも見えるところを肌の色やハイライトの艶感、透明感で意識した。温泉に映る紅葉や光の優しさも今の誾千代の美しさを強調させるように意識した。
2022年12月21日付23面に掲載されています。

「変わらぬもの」大野沙和(3年)
制作意図
立花へ帰ってきた真里。重く沈んだ気持ちの真里がそこで見たのは、仁志や誾千代の以前と変わった姿だった。仁志との会話の中で、昔のように強く優しい誾千代ではなくなってしまったことを聞いた真里は、広縁でまどろむミケを見た。いろいろなものが変わってしまった中で、3年たっても何も変わらないミケが心に残り、優しく穏やかな様子を表現した。
2022年12月20日付19面に掲載されています。