2025822日()

挿絵ギャラリー

紙面掲載後、順次更新します。

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「痕」平松愛優(3年)
制作意図
次から次へと内面を当て続けられ、さらには胸に傷をつけたことまですべて明らかにされる。傷をつけたあの日のつらい思い出もすべてこのシーンで思い出してしまったと思う。そんな誾千代の悲しく儚い表情と雰囲気を1枚に表現した。白と紫の着物で誾千代らしさを出しながら、細かい線で描いた。このシーンでは誾千代にスポットライトが当たっているので、誾千代らしさを最も大切にして描いた。
2023年01月09日付18面に掲載されています。

「寛大」渡辺心愛(3年)
制作意図
誠応と誾千代が話しているシーンを描いた。誠応には、誾千代を優しく包み込むような温かい印象を受けた。誠応が誾千代のことを理解するシーンでは、誠応の真剣な姿が印象に残った。誠応の寛大な姿から「心の不安」という花言葉のあるほおずきを取り入れて制作。誠応の見た目が細かく描写されていたので、明確にイメージすることができた。読者の方々にこの作品を通して楽しんでもらいたいです。
2023年01月08日付20面に掲載されています。

「酒」新田美晴(3年)
制作意図
酒を我慢して機嫌を悪くしていた誾千代が気をつかってくれた真里に対して腹を立てている。子どもの頃は何でも夢を叶えられると思っていたのに、現実を見なければならなくなってしまった誾千代をあえて描かなかった。大人になってしまった、そんな現実を表現するために酒を描き入れた。明るい未来を黄色、暗い現実を青だとイメージし、それを混ぜた緑で複雑な気持ちを表した。
2023年01月07日付25面に掲載されています。

「本性」井上晴空(3年)
制作意図
今回担当した内容では、誾千代の心の底にある苦しさを強く感じた。つらさから逃れるため酒に浸る描写が文中にあったが、直接的には絵の中に落とし込まず、本文にはない誾千代の涙を表現。また、印象的だった真里が部屋に入ってくるシーンと重ね合わせて間接的に表現した。この絵を通して誾千代に対する見方が深まるとうれしいです。
2023年01月06日付21面に掲載されています。

「想い人」井上萌百(3年)
制作意図
この回で最も印象に残ったシーンは、真里が誾千代の手の上にそっと自分の手を重ねるところ。統虎は愛する妻、誾千代のことを想って涙を流す。真里も統虎と誾千代の将来を想って懸命にサポート。そして誾千代も、統虎と真里のことを誰よりも大切に想っている。三者三様の大事な人を想う気持ちに心を打たれた。重なり合う2人の手がポイントです。
2023年01月05日付21面に掲載されています。

「お前は女だ」石倉風月(3年)
制作意図
統虎と手合わせをして、女である誾千代が男女の力の差を知らしめさせられるシーン。諦めの悪い誾千代に対して、本当は言いたくなかった「お前は女だ」というセリフを統虎が涙ながらに言い聞かせる場面を切り取って描いた。本当に誾千代を愛しているからこそ言いたくもない事実を伝える統虎の姿はどこか悲しそうで、寂しい気持ちが伝わってきた。
2023年01月04日付21面に掲載されています。

「女武将」板垣真子(3年)
制作意図
誾千代の生き生きと強気で戦う姿を描いた。統虎と立ち合いをするわずかな間、誾千代はまさに女武将のようだった。最終的に統虎に負けてしまうが、戦う最中の輝いた姿が印象的だったので、力強く戦う様子を描いた。背景の処理に気を付けた。
2023年01月03日付25面に掲載されています。

「凛」山田明佳里(3年)
制作意図
誾千代が統虎と戦う直前のシーンを描いた。統虎に対して強気に挑む本来の誾千代らしい、凛とした表現を意識した。
2023年01月01日付25面に掲載されています。

「落月屋梁」三浦歩(3年)
制作意図
誾千代と統虎の二人がずっと近い存在なのに、心が擦れ違っているところを描きたいと思い、この挿絵を制作した。タイトルの落月屋梁は「友人を心から思う切ない心情」という意味の四字熟語。想いの形は違えども、お互いのことを大事に思っているからこそ擦れ違っている二人にとてもよく合っている言葉だと思う。
2022年12月31日付17面に掲載されています。

「すれ違い」松原佑奈(3年)
制作意図
誾千代と真里がお互いの価値観の違いで苦しんでいる話だったので、お互い悩んでいるような表情にした。誾千代はどうすればいいのか…、周りに理解してもらいたい…などの感情で、自分が分からなくなっているように思えたので、あえて白黒に。真里は、誾千代が自分に想いを寄せていると薄々感じてはいるものの納得できていない感じを出したかったので、瞳に光を入れて誾千代と差別化した。背景を暗めにして色が混ざり合っている感を出して、悩んでいる雰囲気に。赤に青を入れ、赤が怒りを、灰色っぽい赤が不安感で、その中にある少しの悲しさを表現した。
2022年12月30日付18面に掲載されています。