2025822日()

挿絵ギャラリー

紙面掲載後、順次更新します。

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「絡み」小野柊凪(2年)
制作意図
誾千代と真里がまぐわっている場面が強く印象に残ったため、そのシーンを描いた。3色の線は糸。「誾千代」「統虎」「真里」の3人のイメージカラーの糸で三角関係を表した。二つの手は誾千代と真里の絡み合うところを描き、糸と手が絡み始めるという考えでこのような構図にした。
2023年02月08日付21面に掲載されています。

「憤慨」伊原健心(2年)
制作意図
夜の暗闇の中、統虎と十兵衛が密談している際、十兵衛が誾千代のことを侮蔑し、それに対して統虎が憤慨するシーン。この挿絵の中には統虎しかいないが、左に空間をつくることで誰かがいると思わせる構図にした。統虎の誾千代に対する一途な思い、その表情を表した。
2023年02月07日付21面に掲載されています。

「妖星」栗田優羽(2年)
制作意図
「誾千代姫の星は、殿の輝きを消し去るほどに輝く可能性を秘めた妖星でござる」という十兵衛のセリフがある。初めて聞いて気になった「妖星」をテーマにして、誾千代のイメージカラーの紫と白を使って描いた。調べると、妖星は彗星という意味だったので、彗星を意識して描くことができた。誾千代の特別な感じを出せていたらいいなと思う。
2023年02月06日付21面に掲載されています。

「吹き消される信用」岩本麻弥(2年)
制作意図
周りの人の信用をなくすような誾千代の噂が流されてしまっている情景なので、ロウソクの火を信用に見立てて、今にも吹き消しそうな様子を表した。実際に白と紫の模様の着物を着て、ロウソクを片手に持って撮影。暗闇の中で機材を扱ったので、ロウソクが垂れないように注意した。唇の表情にも気を付けながら撮った。思い浮かべていた情景を撮れて良かった。
2023年02月05日付21面に掲載されています。

「亀裂」伊原健心(2年)
制作意図
夜中に統虎と十兵衛が密談をしているシーン。十兵衛が誾千代のことを侮蔑し始め、統虎も次第に怒りを表す。そして、立花家にも亀裂が生じていく。奥が十兵衛、手前が統虎。統虎の顔は見えないが、統虎の腕で怒りを表現するといった工夫をした。
2023年02月04日付21面に掲載されています。

「枯れる」永岡遥(2年)
制作意図
誾千代が酒に溺れて自暴自棄になり、真理や統虎など周りに居る人までも巻き込んで苦しませてしまう。人の優しさにも気づくことができず、身も心もボロボロになった姿を描いた。虚ろな目に注目して頂けると嬉しいです
2023年02月03日付21面に掲載されています。

「限界」於久一葉(2年)
制作意図
真里にお酒を掛けられ、もう一度やり直すことを勧められる。自分にも呆れ、もう限界に感じている誾千代を、酒でできた水たまりの水面に映った表情と現実の表情で表した。髪から滴る水滴が水面に落ちることで、泣きたくなるような気持ちを出した。誾千代をどうにかしてあげたい真里の心情は、力を込めて握った手で表現し、誾千代を信じて待つ姿勢を襖絵に描いた。紫のアネモネの花言葉にのせた。
2023年02月02日付21面に掲載されています。

「浸」田村野茜(2年)
制作意図
誾千代が酒浸りになっているシーンを再現するために、少し水に浸っているようにぼかしなどを使った。とても暗いシーンなので、表情を暗くし、上から下にかけて暗くなっていくようにした。
2023年02月01日付21面に掲載されています。

「自嘲」山田愛珠(2年)
制作意図
誾千代がお酒におぼれている場面。目のハイライトを入れずに、少しくすんだ色を使うことで感情を表現した。画面の大体を黒に塗ることでも誾千代の感情を表現している。髪の毛をベタ塗りし、肌と服を写実的に描き分けて画面の中に対比をつくり、絵として面白くなるように工夫した。
2023年01月31日付21面に掲載されています。

「酩酊」前田明人(2年)
制作意図
誾千代が市右衛門の処刑後、一度はやめていた酒をまた飲み始めてしまう場面。統虎や仁志とは子作りのことでうまくいかず、処刑を止めることもできず、女として、そして男としても生きる意味を見失っていたと思う。乱れた髪や酒に酔っている時に見える景色と誾千代の美しさ。誾千代の感情を同時にイメージしながら描いた。
2023年01月30日付19面に掲載されています。