商品が「伝統もん」「逸品もん」に登録された事業者ら=中津市役所
【中津】中津市は新たなブランド登録制度「九州・中津伝統もん」を設けた。地元で長年生産してきた産品が対象で、販売促進に向けた支援をする。農林水産品や加工品が対象の「九州・中津逸品もん」との2本柱で、商品の開発や魅力アップを後押しし、産業振興や地域活性化を図っていく。
「伝統もん」は中津市発祥で独自に発展し、市内で生産されている商品のブランド力を高めるのが狙い。20年以上の販売実績も要件となる。
認証されると、市などが関わるイベントや商談会に優先的に出展できる。広告宣伝、パンフレットやホームページの作成といった販売促進にかかる経費について、3分の2(上限30万円)の補助を受けられる。後継者育成の研修や指導に関する費用、事業承継に必要な機械などの整備費に対しても、同様の支援がある。
初めての審査では▽和傘(和傘工房朱夏)▽外郎饅頭(ういろうまんじゅう)(栗山堂)▽鱧(はも)料理(鬼太郎)▽鶏のからあげ(鳥信)―の4件の登録が決まった。
もう一つのブランド制度「逸品もん」は、市内で生産された1次産品や加工品が対象。広告宣伝費の補助のほか、増産に必要な機械など整備費の3分の2(上限100万円)補助といった支援がある。▽たがねあられ(農事組合法人樋桶の郷)▽マコポンジュレ(おはら果樹園firm)▽天使の甘栗(同)―の3件が新規登録され、計48件になった。
8月4日、両ブランドの登録事業者に対する証書の授与式が市役所であった。
事務局の市商業・ブランド推進課の倉本英太郎課長は「認証を受けた事業者がしっかりと収益が出るようサポートし、中津ブランドの魅力が高まるよう取り組む」と話している。