廃止される日田市バイオマス資源化センター。来年3月末で生ごみの受け入れを停止する=27日、日田市三和
【日田】日田市は生ごみの分別回収を来年3月末で終了する。受け入れ先のバイオマス資源化センターを老朽化で廃止するため。4月以降は可燃ごみとして集め、焼却処分する。生ごみが入ったごみ袋がカラスなどに荒らされないように、収集所への防鳥ネット設置費を各自治会に助成する。関連議案を市議会の9月定例会に提案する。
センターは2006年度に稼働。生ごみや豚ふん尿、焼酎かすを発酵処理し、発生するメタンガスで発電している。老朽化で毎年約1億円の点検整備費がかかり、小規模な爆発事故が過去2回起きたこともあり、市は24年度に廃止方針を打ち出した。
センターの解体・撤去に向けて、27年度にメタン発酵槽内の残りかす除去などに着手することから、生ごみなどの受け入れを本年度末で停止する。
来年4月から、生ごみは可燃ごみと一緒の袋に入れて、収集所に出す方式に変更する。
センター廃止や生ごみ分別回収中止の方向性について、市民グループなどは資源循環を維持する観点から、見直しを求める署名を市に出していた。
椋野美智子市長は「各家庭での堆肥化を促すコンポスト購入費への補助など、必要な対応と丁寧な説明を続けてきた。限られた市の財政と職員体制を考えた結果、生ごみ受け入れ停止とセンター解体を決めた」と話した。