消火用ブランケットを車両にかぶせる臼杵市消防署の隊員=臼杵市前田
【臼杵】臼杵市消防本部は本年度、電気自動車やハイブリッド車など大容量バッテリーを搭載した車両火災への対応として消火用ブランケット(48平方メートル)を導入した。
同本部によると、大容量バッテリーは発火すると急激に温度が上昇する「熱暴走」を起こし、発火を繰り返す。消火用ブランケットは2500度まで耐えられる素材で作られており、発火物を包み、酸素を遮断して消火する。火の燃え広がりを防げるなど、メリットも多い。
同市前田の市消防署訓練場で13日、大容量バッテリー搭載車両の火災を想定した訓練があった。隊員はブランケットの両端をつかんで広げ、車体を包み込んで空気を遮断。熱がなくなったことを確認してブランケットを外した。部品からの出火を想定した消火訓練にも取り組んだ。
化学消防車両に常時搭載して、状況に応じて使用する。同署の庄司哲宏署長は「全国的に増加しているバッテリー火災に対し、効率的に消火活動をしていく」と話した。