本番に向け劇の練習をする主人公役の松野忠さん(左から2人目)ら=日田市中津江村栃野の中津江公民館
【日田】日田市中津江村の住民自治組織・中津江むらづくり役場の劇団「一蓮托生(いちれんたくしょう)」が、8日に中津江公民館で開催される中津江公民館まつりのトリで演劇を披露する。詐欺被害防止を呼びかける内容。団員11人が出演、演出、脚本を手がけ、本番に向け練習を重ねている。
11人は市中津江振興局や中津江村地球財団・鯛生金山などに勤務。劇の披露は2021年から始め、災害時の早期避難の大切さや地域で支える認知症、還付金詐欺などをテーマに熱演を続けてきた。
同組織の永瀬英治事務局長(64)は「自治組織の『まもる部会』で住民の安心安全のために何かできないか考える中で、笑いながら劇で学んでもらおうと始まった」と振り返る。
今回は主人公の高齢男性が、警察官への成り済まし詐欺とロマンス詐欺に巻き込まれる物語。認知症を抱えながらも地域の見守りやデイサービスを利用しながら村で暮らす妻役との、息の合った掛け合いが見どころ。舞台には劇中に登場するコンビニの店内を再現し、レジやプリペイドカードといった小道具も作り込んでいる。
主人公を演じる松野忠さん(54)=建設業=は「団員が楽しむ姿を見てもらうことで、詐欺を防ぐ意識を高めてもらえたらうれしい」と話した。
劇は正午ごろから。入場無料。問い合わせは同組織(0973-54-3200)。